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『自分の広告』で伝えきれなかったこと。

企画メシ2021が、ついに始まった。
待ちに待った初回講義の前日、モデレーターの阿部広太郎さんから私たち企画生に向けて、1通のメールが届いた。


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(阿部さんからのメールより抜粋)

正直、驚いた。
一人ひとりが作った「自分の広告」について、全員分の講評をお話ししてくださるとは。
それも、2時間もかけて。

改めて、阿部さんが私たちに真剣に向き合ってくれている分、
私もまっすぐ自分の気持ちに、企画メシに、阿部さんに向き合わないといけないと思った。

課題を提出してから、「自分の広告」を直視するのが恥ずかしくて送ったきりになっていたけれど、阿部さんからのフィードバックを受けて、改めて自分と向き合ってみようと思う。


●私の広告と、阿部さんからのフィードバック

私が作った「自分の広告」に対して、阿部さんからいただいたフィードバックのポイントは2つ。

・ブラッシュアップする中で「消した数行」に生々しい気持ちがあるはず。
・「次への一歩」とは何か。企画メシに参加する動機を伝わりやすく表現する。

確かに…と納得することばかりだった。
限られたスペースに文章を収めようとして、
削らざるを得なかった想いが確かにあるし、
「次への一歩」って、なんだかぼんやりしている。

そこで、もう1回自分の気持ちに向き合ってみることにした。
長文になるかもしれませんが、お付き合いください。


●「消した数行」に書いてあったこと

スペースの関係で伝えきれなかった想いをお伝えするため、
改めて、自己紹介させてください。

***

私は、新卒で印刷会社に入社し、ディレクターとして働いていた。
でも、本当はコピーライティングが好きで、ずっとコピーライターに憧れていた。

その会社には、そもそもコピーライターという役職はなかったから、
自分からコピーの仕事を掴みに行くしかなかった。

コピーライター養成講座の基礎コース、上級コースを受けたり、
「コピーライター」という言葉が入っているありとあらゆるイベントに参加したり、公募に応募しまくったり、
たまに振ってもらえるコピーの仕事に必死に食らいついて、コピーライターになりたいと会社でアピールし続けた結果、なんと「コピーライター」という役職を作ってもらえることになった。
憧れのコピーライターになれたのだ。
それが、2019年の1月頃。

しかし、2019年の6月に、私はその会社を退職することになる。
理由は、夫の仕事の関係で海外に帯同することになったから。
行き先は、インド。

もちろん、私だけ日本に残るという選択肢もあったけれど、
それまでも遠距離生活が長く続いていたので、その時帯同しなければ私生活の方が心配だった。

別にインドでだって、楽しいことはあるだろうし、
やりがいを持って生活できるはず!
そんなふうに自分で自分を奮い立たせて仕事を辞め、海外生活を始めたものの、現実はそう甘くなかった。

ビザの関係で現地では働けず、夫の帰宅も深夜で、
それまではずっと家で1人。
狭いコミュニティの中で関わる人は限られていて、
いつも夫の「奥さん」として見られているような気がする。

そんな中、ふと同期の活躍やコピーライター養成講座の仲間の躍進をSNSで見つけてしまった時は、悔しくて、悲しくて、涙が止まらなかった。

趣味で気を紛らわせる方法もあるだろうけど、それでは物足りない。
前職の繋がりで仕事を振ってもらえることもあるけど、しばらく間が空くと不安になってしまう。
なんだか全体的に受け身の人生になっている気がする。

そんな時に見つけたのが、「企画メシ2021」のお知らせだった。
以前から企画メシのことは知っていたし、魅力を感じていたけれど、「仕事が忙しいし…」「全部参加できるかな…」と躊躇して、結局応募していなかった。

でも、自分の殻を破りたい。
環境を言い訳にしたくない。
阿部さんや、「企画メシ」で出会うであろう素敵な仲間に刺激をもらって、もう1回自分の人生を歩んでいるという実感が欲しい。

そんな思いから、「企画メシ2021」の参加を決意した。

***

●「次への一歩」ってなんだろう?

広告の最後に書いた「次への一歩」を掴みにいきたいという一言。
改めてじっくり考えてみた。

そもそも、私は「コピーライター」という肩書きにこだわって縛られていたけど、それを一旦手放した今の私だからこそできることがある気がする。

でも、今の段階では自分に何ができるのかがはっきり見えていない。
だから、企画メシに参加することで、環境や立場に関係なく、私だからこそできることを自分で手に入れたい。

これが、私の素直な気持ちだ。

●おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。
改めて自分の広告を見つめ直したら、自分の正直な気持ちと直面して、気づいたら涙が止まらなくなりました。
でも、嫌な思い出も、つらい経験も含めて、自分なのだ!
苦手な自己開示を、この機会に少しでも克服できたらいいなと思います。

ネガティブを潰すのはポジティブではない。没頭だ。
    ーーーー『社会人大学人見知り学部 卒業見込』若林正恭(2015)

敬愛するオードリー若林さんが言うように、
半年間、企画メシに没頭して、後に自分の人生に没頭できるようになりたいと思います!

阿部さん、企画生の皆さん、事務局の皆さん、
半年間どうぞよろしくお願いします!


企画メシ2021 No.05 池田かすみ


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