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非常時に必要だと思い

地震があったりとか洪水があったりとか何かと自分を自分で守ることができるようにとヴィクトリノックスのナイフを買って鍵につけ持ち歩いていた。
しかし、そんな毎日災害はおきません。とはいえ備えあれば憂いなし。
災害と言うより個人的な危機がありました。
そのストーリーをお伝えします。(実話です)

東日本大震災がありあの時はいろいろ大変だったなーと感じ、あの災害をきっかけでサバイバルツールを中学生以来また揃え始めました。
中学生の時はまだ米ソ冷戦時代、いつ核戦争になるか本当に心配でした。
そしてなぜか当時モデルガン屋さんでは平気で刃渡の長いナイフが普通に売っていましたね〜。まーそこから始まり上野のミリタリーショップまで行き
米軍引払い品をむさぼりなんだか軽いミリタリーオタクになりかけました。
まーその時の集めた物は物置に置きっ放しなんですけど。
そして、20数年後災害にあい「最新バージョンが必要だ!」と思い
キャンプ用品を中心に災害に備え出しました。

しかしとりあえず一通り揃えるとまた物置において「安心」してしまいました。
う〜んいや最低限の装備はしようと思い
VICTORINOX(ビクトリノックス) ソルジャーを鍵につけて歩くことに
ところが正直鍵が重くなりポケットが大きくなる始末。
まー我慢するか と今でも持ち歩いています。

ある時、後輩が「駅前で飲んでいるので飲みましょうよ〜」と連絡が入り飲みに行くことに、散々飲んで店をでて数歩歩くと
「うぉーーーまじで腹が痛いーー」
ところがもう夜も遅く空いているお店やコンビニは見える範囲にありません。
「やばい 店に帰ろう」と振り返ると店の電気は消えている状態でした。
とりあえず店に行ってみるともうもぬけの殻でした。
その時!もっと腹痛が走り「まじで腹痛い〜」と声に出してしまった。
ところがその近辺も夜が遅いので人が全く見つからない状況。

人もいない! 店もあいてない! コンビニもない!
でも でも 腹が痛い!!!
これこそ私の「危機だ!」
私は、少し歩きあまりの腹痛に跪いてしまった。
するとそこからすぐ横のまた細い路地が見えた
そしてその路地は少し暗く、人影は全く見えなかった。
その路地に下から出ないようにゆっくりと移動し
「もうここしかない!」と覚悟を決め
ベルトをはずした。
ありがたいことにそこには通行人や人影はなかった。
腹痛の原因を体外に出すと私はアンドのため息をもらした。
「は〜〜」
しかし
最大の危機が待ち受けていた。
「なにで ふ く ん だ よーー」
私は、ケツを出した状態でかなりうろたえた(もちろんまだ酔っ払っているが)そこには気の利いた紙の代用品など全く見かけなかった。
私は、思った「これは、本当に危機だ」
『ん まてよ 危機のためにあれがあるのでは」
そして私の頭の中ではミッション イン パッセボルの音楽が流れ出した。

上半身の服を脱ぎ、シャツを脱ぎ、Tシャツをナイフで切った
そしてそれで拭き取り危機を脱したのであった。

ミッション コンプリート

まだまだ若輩者ですがよろしくお願いします。