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ドーム観戦で応援歌に手こずるにわか

こんにちは、典型的なミーハーです。
例に漏れず、今年の春には野球のことちっともわからないのにWBCをパブリックビューイングなんかした。
そうすると現地観戦欲が湧いてくるのはミーハーの定めであり、おいのび太ぁ、野球観ようぜ!とスポーツを観る側にまわった中年のジャイアンが私の心に生まれるのだ。



5月、バンテリンドームナゴヤ中日対巨人戦。
名古屋在住なのでドラゴンズを応援している。
にわかミーハーではあるものの、ドラゴンズの情報に関しては意識してアンテナを張ってきたので少しの知識はある。
例えば岡林選手の誕生日は2002年2月22日でとっても猫とか。

現地観戦も初めてではなかったので、当たり前だけど選手の応援歌があるというのも知っていた。
歌の種類もいくつかあり、さらにそれぞれの選手専用の応援歌もある。
例えば石川昂弥選手は
「振り抜け昂弥 飛ばせ昂弥 夢の放物線 昂るオイ! 一打でオイ!挑め戦え かっ飛ばせー昂弥」という具合だ。名前や個性を活かした、考え抜かれた歌詞だと思う。
ただ、このクオリティの歌がたくさんあるとなると、にわかは一度では覚えられない。適当に小声でふんふ〜ん言うしか道はない。

ただバンテリンドームさんはにわかに優しかった。
バックスクリーンに応援歌の歌詞を映し出してくれるじゃないか!

わあーいスクリーンのおかげでなんとなく一緒に歌える〜!♪ふりぬけたか…あっえっ打った?ボールどっか飛んだ?あ、ファールかあ。♪ゆめのほうぶつ…えっ。あっ。打ったの?どこ?どこなの?え?え〜!も〜〜っ!!
スクリーン見てるから試合見られないっっ!!!

こういうのもにわかの定めなのよね。
応援歌を覚えてこそ真の応援が送れ、選手たちを見守ることができるのだ。


終盤に差し掛かりドラゴンズ得点のチャンス。
代打だったか、伊藤康祐選手がバッターボックスに立った。
私はピッチャーが投げる直前まで歌詞を見て歌うようにしていたので、伊藤選手の応援歌の歌詞を見た。
スクリーンにはこう表示されていた。

(オイ!オイ!オイ!絶対勝つぞ!)
康祐!オー!オイオイオイオイ!
康祐!オイオイオイ!
康祐!康祐!オイ!オイ!オイオイオイ!
康祐!康祐!オイ!オイ!オイオイオイオイ!
オー!康祐!

あまりにも未完成。
康祐以降が「オイ」だけで繰り返しすぎだよ。リンダリンダ状態だよ。
手抜きにも程がある、これはもはやいじめだ。私が伊藤選手だったら移籍したい。かわいそうに…。

と、私が勘違いしていたところ、夫がこれはチャンステーマ、通称チャンテというものだと教えてくれた。
得点獲得のチャンスの時に流れる応援歌で、伊藤選手の歌ではなく、全選手共通のものらしい。
なのでこの歌詞は未完成でもいじめでもないのだ。

はーなるほど、はやとちりはやとちり。反省しました。
こういう人がネットニュースの見出しだけ見て勘違い激おこ攻撃しちゃうんだね。
ただチャンテとわかったところで歌詞の7割が「オイ」だからこれは今どこのオイを歌っていますか?


自然と応援歌を覚えるまで、無理せずふんふ〜んに思いを込めようと思う。

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