健康の土台となる血管を守るために。『雑感104 血管を守る食事』


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(2023年12月3日記)

今回のテーマは「血管系の疾病しっぺい」についてです。
度々書くように、服役前の私は、血管系とそれにかかわる循環器系の疾病によって、20代の若さで「あと3年の命」と宣告されました。
その原因は、高脂血症、中性脂肪とコレステロールの異常、狭心症でした。日頃から、他の人ができないくらいにハードな筋トレをしていた私がそうなったのは、食生活とライフスタイルによるものでした。

野菜で口にするのは、じゃがいも、トマト、キムチだけで、あとは一日に4~5食、肉、肉、肉、肉の食生活で、おまけに超とか狂の字がつく甘党、甘い物を切らしたことがなく、直径30センチのホールケーキなら、「軽く」1個完食してしまうほどでした。
妻がケーキ作りをする時、私と息子はホイップクリーム作りの担当ですが、私は作っているそばからホイップクリームを食べてしまうので、1箱どころか4箱も5箱も使ってしまうのです。
息子に、「ほら、おまえも喰えよ」と言うと、小学生になるかならないかくらいから、「いらない。パパのを見てたら胸やけした」とのたまうのです。
「子どものくせに、胸やけだとお」と驚いたものです。
妻も同じで、我が家では妻も息子も甘い物は食べません。
息子は、お菓子を買ってやるとなれば、塩味系の物しか選びません。
私の部下たちも同じで、見てるだけで胸やけすると言っていました。
今なら、自殺のための食生活だとわかりますが、当時の私は健康には無関心どころか、男のくせにそんなことを気にするとは、ろくなもんじゃない、まして若いのに、という思いでいました。

そこで今回は、世界で最も人を死に追いやる血管の疾患、疾病について書きます。
最大の死因、実は「アテローム血栓症」でした。
アテローム、脂汚れ、脂肪のことです。
このアテローム、放っておくと血管を詰まらせて、血液の通り道をどんどん狭くしていきます。
心臓にある冠状動脈を完全に詰まらせると、即、死につながるのです。
血管の下の方にまると、次第に大きくなって血栓となります。
そうして血管をふさげば、さまざまな疾患を起こします。
これがアテローム血栓症(ATIS)です。

血管内に蓄まった血栓の一部が剥がれて詰まると、「プラーク崩壊」となります。
心臓発作の87.5%がこれです。
心臓発作だけではなく、脳梗塞も引き起こし、悪ければ半身麻痺、言語障害となりますし、心臓ならば死亡です。
血管が詰まって栄養が行き渡らなければ、臓器も正常に働きません。
その結果、多臓器不全、四肢の筋肉細胞の死、脱疽だっそになって切断もあります。

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