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「クローズアップ現代」 『阪神淡路大震災 もっと救出したかった 消防局隊員たちの証言』」 Vol.47

元旦に発生した震災。
年末にクローズアップ現代(選)として下記の放送がありました。今更となるかもしれないですが、今後起こりうることに備えるうえで、今まさに見るべき放送だと思っています。

〜番組内より

「『助けて!』いうたのをおぼえています。
『はやいこと、助けて!もうだめや !』
2、3回言うたことを覚えていますわ。

その間、まあ何ですけど南無阿弥陀仏。言うたこともありますしね。

もうだめやな思ったら、

『何言うとんねや!今まで辛抱してきてんねやからもう少し頑張れ!!』

励ましてくれましたね。本当に助かりました。」
一一一
救出された方の言葉です。
涙ながらに語っていました。

そして、震災当時 22歳だった隊員も、極限の選択を迫られます。

非番の時に駆けつけた22歳の隊員。
通常複数で行う作業を人手がたりないため、1人で行わなければならない。そして遭遇します。

「おばあちゃん!おばあちゃん!」と探す家族。しかし、おばあちゃんの返事がない。
おばあちゃんはガレキの下にいるかもしれない。
しかし、一人で救出するには丸1日もかかる。

22歳の隊員は決断を迫られる。
そして、出した答えは…


『生存が確実な人の救出を優先させてください。』

一一一
正しい答えなんてない。

私たちはここから学ぶことしかできない。

でも、
私たちはここから学ぶことができる。

今まさに起こっていること。
今から起こりえること。

たくさんの犠牲のもとに得られた教訓を生かすしかありません。いえ、生かすべきです。

亡くなられたかたのご冥福をお祈り申し上げると同時に、被害に遭われたかた、救助にあたるかた、関係者の方々、どうかご無理をなさいませんように。

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