ロボコンと短歌 #呑みながら書きました
こんばんは〜!
子供らは寝て、だんなは山に行ってる金曜の夜。
サングリアと数の子のワサビ漬けでもうほろ酔いです。
noteにまとめる癖がなくなってしまったので、せめて酔いながらでも近況を記録しときます。
小一の長男と京都で私の父に会い、秘蔵である蝶の標本をたんまり見たり(押入れぎっしりの標本を貰い受けてほしいらしいがさすがに困る)、雷に打たれた友人が元気に我が家に泊まりで遊びにきてくれたり、非日常なことがいくつかあり、楽しく過ごしています。
そんな中、今、頭を占めるのが、ロボコンと短歌。
高専ロボコンが大好きで、過去にnoteも書いてるのだけど、子育てに追われてだいぶ熱意が薄れてしまった。一応地方大会も全国大会もライブ中継で見てはいたけど、やはり自分の目で見るのとは違う。
今年はだんなが背中を押してくれて、全国大会を見に日帰りで国技館に行く!
そのためのみで新幹線に乗るって私の中ではかなり贅沢だぁ。うひゃひゃ。
12/26の午後12時半から6時半ごろまで。ライブ配信もするのでご興味ある方はぜひご覧くださいませ!
ゲストが去年に引き続きカズレーザーさんなのも嬉しいなぁ。
各地区大会の配信もYouTubeで見られますよ〜!やはり近畿がすごい!↓
今年のルールは少し煩雑で、大番狂せが起こりやすい。強豪校が負けてしまい全国大会に出られないケースがいくつかあった。
勝負の駆け引きを楽しむにはいいのだろうけど、百点以上取れる実力あるロボが二点しか取ってないロボに負けて全国に行けない(推薦もしてもらえない)のは歯痒かった。
表彰式の最中ずっと、強豪校の負けた子が映っていて、その表情に目を奪われた。上の空で拍手をしつつ殺伐とした目つきで自分の奥に潜って後悔が渦巻いているようだった。彼がつらさから抜け出ていますように。
と言いつつ、ロボだけでなくそんな本気の方々をひっそり見つめたくて、わざわざ両国まで行く悪趣味な人間です。
当日もいろんなドラマが起こるのだろうなぁ。
*
で、あと2日で大会なので、ロボコンだけで頭をいっぱいにしたいのだけど、短歌の本にハマってしまってどっちつかずになっているー!
ロボコン終わってから読めばよかった…。
最初に木下龍也さんと岡野大嗣さんの共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』を読んだのがきっかけ。「男子高校生ふたりの七日間を短歌で描いたミステリー」というコンセプトに興味を持って。
でもその企てよりも単純に一首一首が瑞々しくて面白く、もっと短歌を読みたくなった。
そして瀬戸夏子さんの『はつなつみずうみ分光器 after2000 現代短歌クロニクル』という20年の短歌の歴史を紹介した本にがっつりはまっている。
現代短歌を歌人さんごとに丁寧に紹介していて、客観的であろうとしつつ作者の意志も感じられる。
鮮烈な短歌だらけで一ページごとにぶん殴られていて頭がくわんくわんするけどやめられない。
あとがきもかっこよくて痺れた。
から始まり、自身の主観で紹介したが、「主観のなかに存在する客観らしきもの」にも耳を貸して作った、とある。
そこから
と紡がれる潔さにうっとりした。
かっこいいなぁ。
中学や高校の頃から短歌は好きで、国語便覧に載っている気に入ったものを書き写していた。枡野浩一や穂村弘も読んでいたし、大学で万葉集もやったのだけど、今ほどのめり込んでいなかったのが不思議。
なぜだろって考えて、多分、一番の推しである武者小路実篤が、短歌と真逆のところにいたからかも。自由律の詩が得意な彼が指を折って自分を短歌に押し込めているところが想像できない。
次は『桜前線開架宣言』というアンソロジーを読んでみたい。2000首以上載っているらしいのでじっくり楽しめそう。短歌の奥深さにぞくぞくする。
最後に衝撃だったり好きだったりした短歌をいくつか引用させてもらって終わります。
好みの合う方いるかな?
あーどこまでもとまらないのでこの辺で。言葉ってすごい。
おやすみなさい。
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