2021年2月4日、フジファブリックの「手紙」を聴いた日。
音楽好きの界隈の片隅で生きる人間として、一時期邦楽界を風靡した、フジファブリックというバンドはもちろん知っていた。
「若者のすべて」「茜色の夕日」など数々の名曲を残していること、そしてその名曲を書き・歌っていた中心人物の志村正彦氏が、2009年に突然旅立ってしまったこと。
当時まだ音楽に疎かった私の耳にもそのニュースは届いてきたほどに、志村正彦氏の存在は、音楽界の失った大きなもののひとつだったんだろう。
7年前に別のバンドがきっかけで日本の音楽、特に邦ロックが好きになって