mitohachi38

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頼朝以前はどんな人が征夷大将軍になれた?

源頼朝が征夷大将軍になった後は、幕府の長、つまり軍事”政権”の長が征夷大将軍になった。 が、それまでは、征夷使の長、征夷つまり蝦夷=東北を征服するための軍事的な地位だった。鎮守府という蝦夷防御のための施設の長、鎮守将軍と同格の”栄誉職”だった。 ”栄誉職”ということは、実際に現地に行って戦う人は少なかったかもしれない。どちらかというと、そのちょっと下のほうに、元々縁ががあるひとがいるかもしれない。 が、順繰りに将軍職から調べていこうと思う。 ここで、ちょっと面倒なのでウィ

    • 爾薩体→糠部?

      征夷大将軍について調べていると、どうしても「13人の鎌倉殿」に引っ張られて鎌倉時代まで時代が飛んでしまったが、私がまず知りたいのは、 古代のどのあたりから、青森県南地方が中央に認識されはじめたかということだったので、もう一度「青森県の歴史」に戻ってみる。 すると、 書いてあった!つまりは文屋綿麻呂という人物によって青森県南部は征服されているらしい。これは「日本後記」に書いてあるらしい。 青森県南部は9世紀初期には、平定されていたらしい。で、ここまででいくつかの疑問。

      • 蝦夷征討といえば征夷大将軍

        どこまで一般的な知識かは、わからないのですが、蝦夷征伐といえば、 征夷大将軍なんですよね。 でも、征夷大将軍で思い浮かぶのって、徳川家康とか足利尊氏とか源頼朝ですよね。 なので、どうしても最初の征夷大将軍って幕府を最初に作った源頼朝のような気がしませんか??高校の教科書でもさらっと読むと、サラッとそう思えてしまう。 が、しかし。 征夷大将軍=幕府のトップ→源頼朝が最初??ではないんですよね。 『鎌倉殿の13人』でも頼朝が、 征夷大将軍を任命されて政子と喜んでいる印象的なシ

        • みちのく、いつから征伐され始めた?

          大宝律令によって陸奥国をはじめ、国などの地方行政システムが整備されましたが、大宝律令完成時はまだ青森県は陸奥国ですらありません。 ではいつから? その前にいわゆる”みちのく征伐”的なものがいつから行われるようになったかについてです。 陸奥国については、実はウィキペディアがめちゃくちゃわかりやすい。地図もあってわかりやすいので、それ見たらわかる。 とりあえず、自分のおさらいようにまとめます。 今日もこれで振り返ります。 陸奥の国に住む人=蝦夷(エミシ)かな?という感

        頼朝以前はどんな人が征夷大将軍になれた?

          人生と向き合うために真剣に読んだ本5選

          人生と向き合うためにいくつか真剣に読み込んだ本を紹介します。 やりたいことを見つける、ための方法が全部ここに詰まっている、と言っても過言ではないです。 人生に迷ったら、まずこの本を読んでほしいです。 「やりたいことの見つけ方」の前に読んだのがこれ。自分を徹底的に深掘りする意義は、こちらで理解しました。 目的→戦略→戦術を考えてから、自分の外に目を向けると自分がやるべきことが見つかる。それまでは徹底的に、自分の中から目的を見つける、という思考の方法がUSJの立て直しの流れ

          人生と向き合うために真剣に読んだ本5選

          旧国名っていつできた?

          旧国名のこと自体よくわかってない、ことがよくわかったところで、ちなみに旧国名っていつできた?ということをおさらいします。 ・・・実は、大学は日本古代史専攻だったのにこんなことでいいのだろうかと思わないでもない。 ということで、十数年、大学時代も基本がわからなくなるとお世話になっている高校の教科書。版は違いますが、私は日本史はずっと山川出版社にお世話になっています。 国、つまり行政区域の成立は、みんなご存じ、大宝律令によって定められました。少し引用します。 版が違うと、多

          旧国名っていつできた?

          「お国」って何を指すの?

          地元の歴史とかまちづくりに興味があって、今私は勉強しているのだけれど、その時にでてくる「くに」の表現がちょっとわからない。 よく都会に出たときでてくる「お国はどちら?」の国ですね。どこ出身?ってやつです。 現在なら大抵の人は、初対面であればまずは都道府県名で答えますよね。 相手に、土地勘がありそうであればもっと自分に近い地名を応えますね。 ちなみに県外に出たとき、私は今まで、市町村名で答えてそれでわからないときは、両腕を持ち上げて右だけちょっとまげて、左わき腹あたりを指し

          「お国」って何を指すの?

          歴史をググったその先。

          歴史はまず、ググるでOK。 なんてことを書きましたが、まずはまずです。 ググるだけで終わってはもったいないです。 とかいいつつ、毎回「どうする家康」を見ながら家臣団をググって、 うへぇ~となっています。 ネタバレ満載です。 これだけでも楽しいです。 次は、興味のある部分の少し小難しい本を読みましょう。 自分で買うのもありですが、少し調べることに慣れてどの本が信頼できるかわかるようになってからのほうがいいです。 なので、最初は図書館へ行きましょう。 私は今、地元史に興味があ

          歴史をググったその先。

          歴史の勉強の始め方。

          歴史に興味がある人は意外と多い。 学生時代は嫌いだったけど、大人になってから興味が出てきた、なんて話を大学は歴史を専攻したと、自己紹介で使う私はよく言われる。社交辞令なのかもしれないけれど。 そんな人から、どんな風に調べているの?と聞かれる。 答えは簡単。知りたいことから、自分で調べます。 最終的には、一次資料に近いものに触れるのがいいとは思います。 なぜなら、一次資料から離れたものは、それを書いた人の思惑によって解釈がなされていることがとても多いからです。”今”の著者の

          歴史の勉強の始め方。

          みんな違うが、同じ。

          個性を活かして生きていこう!と言葉にするととても気恥ずかしい。 キラキラインスタ女子とかが言ってそうな言葉で、すごく恥ずかしい。 でも、 朝が苦手で遅刻ばかりだけど、仕事が効率的で速い人がいたり、 朝早く来てみんなのため準備を整えてくれるけど、プレッシャーに弱くてミスが多い人がいたり、 世の中っていろんな人がいる。 それは、豪雪地帯の弘前市と、殆ど雪は降らないけれど少しだけ降った雪が解けたり凍ったりして常に路面が凍結している八戸市が同じ青森県で一緒に語られるのと同じ違和

          みんな違うが、同じ。