「お国」って何を指すの?

地元の歴史とかまちづくりに興味があって、今私は勉強しているのだけれど、その時にでてくる「くに」の表現がちょっとわからない。

よく都会に出たときでてくる「お国はどちら?」の国ですね。どこ出身?ってやつです。
現在なら大抵の人は、初対面であればまずは都道府県名で答えますよね。
相手に、土地勘がありそうであればもっと自分に近い地名を応えますね。

ちなみに県外に出たとき、私は今まで、市町村名で答えてそれでわからないときは、両腕を持ち上げて右だけちょっとまげて、左わき腹あたりを指して「この辺!」ってやってました。これは青森県の特権です。どんなに地理や地図が苦手でも青森県の形は知っています。これで盛り上がれます(笑)

でも、時たま旧国名で「三河」ですとか「薩摩」ですとかっていう人がいて、「かっこいいなぁ」と思っていたわけです。

と思って、私も「陸奥」と答えたいわけですがそうはいかないのです。むつ市という地名が下北半島にあるのです。さらに、東北の青森岩手宮城福島は全部、「陸奥」だしよくわかんなくなるよな、今まで避けてきたのです。

でも、避け続けるのもよくないよねと、古代の国名が高校の教科書の表紙裏にあったはずと、開いてみてびっくり。

時代が下ると、陸奥もちゃんと分かれてます「陸奥、陸中、陸前、磐城、岩代」と。それでも青森は「陸奥」なんですけどね。。。

そして、衝撃の事実。陸奥、出羽、武蔵以外は都道府県よりも旧国名のほうが細かい区分になっている!
だから、みんな旧国名で自分の出身地のことを話すんだ・・・
そりゃ、武蔵、関東近辺のひとはあまり出身地聞かれないだろうし、東北のことなんてみんな知らないもんね。。

そういえば、陸奥=みちのく=未開の地だって高校の時先生が「つまりここにいるやつは、や~い、田舎もん~」って言ってたな。。。

東北、北海道、関東の一部以外の人はどんどん旧国名で自己紹介してください。東北も時代が下った国名を使いましょう。

青森県は、、、困った。
そして、そういえば、古代だと国守が各国に派遣されてたけど、
陸奥国の国守ってどこにいたの?という疑問が。。。


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