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【プロットの不足部分を考える】まったく小説を書いたことがない人が、長編小説を書き上げるまでの話|小説を書く手

長編小説を書き上げよう!と決めたものの何から手を付けて良いのかわからないので書く手順をまとめみた。

メインプロット、サブプロット、登場人物……etc.を決めてすべては整った!

整ったプロットはこちら↓

ついに先週、第1話を書き出した。

1話目はこちら↓

本日は2話目に突入!と、書こうとしたところで、プロットの粗というか、設定が曖昧なところがあって書いているうちに辻褄があわなそうなので、不足していて書けないと気づいたプロットの穴の部分を再度考える。


キーアイテムの役割を明確に

ものがたりの中に出てくる、重要なものの存在が曖昧なため、書いている途中で「あれ?これがこうなると主人公は困るんだっけ?嬉しいんだっけ?」とわからなくなってしまった。
そこで不明点を自分に質問しながら、自分で答えてゆく。

ほこら

基本設定:神の子である主人公はこの世(現世)に留まることはできない
なぜ?現世はすぐに穢れがたまるから
・じゃあどうやってこの世にとどまるか?穢れを定期的に払う
・穢れを払う方法は?お札
・今回祠に異変があったのはどうして?今回の主人公は神の力が強いタイプだった。この世の穢れが多すぎた。お札の力が弱くなっていた。(信仰が弱くなってきた)
祠とは?主人公の体。祠の異変と主人公の体調の異変は一緒。全国にある祠は主人公の体のチャクラと繋がっていてる。自分の住む村は7(頭)
祠の管理者は?名家、主人公が生まれた事件の時決まった。
祠を守る名家はどこまで知ってる?祠にお札をお供えしなければ災害が起きること。主人公を守る家と祠を守る家がもともと1つの血筋(兄弟)だったこと。

お札おふだ

主人公にとってお札は?自分自身の体にたまった穢れを落としてくれるもの。
・お札はどうやって作る?人の命を凝縮して祈りを込めて作る
・人々はなぜお札を作ってくれるのか?祠にいるのは神で恵みをもたらしてくれると同時に、怠ると災いがあると教えられた。
過去に主人公が生まれた時の事件が災いとして伝えられている)

さっきから書いていると「主人公が生まれた時の事件」はじまりのものがたりが必要だってことがわかってきた。
それが根元にあって今の話に繋がるってことのようだ。最初の設定が曖昧だと登場人物達が、動く指針というか理由がみえてこないと感じた。

主人公が生まれた事件とは?

神の国でやらかした女神の一人が、この世に降りてきて人間の男と恋に落ちる。人間は相手が神と知らず子を授かる。

女神の髪を編み込んで作った着物は高価で売れた。また女神が育てた作物は実も大きく良く育ち、自然災害にも強い。
また鉄を加工する技術を伝来した(ヒッタイト帝国のタタール人が得意だったのでその祖先か?)

家は繁栄したが、娘は6歳くらいになると穢れにより、この世に存在するのが難しくなってきた(病気になった。あの世/神の世で生きるためこの世では病気で亡くなりそう)

そこで人間の男は6人の女性を妾に子供を産ませて、娘(6人にとっての姉)を守るためのお札を作るチーム?を作ろうと考えた。
チームを作ることに夢中になるあまり女神をほったらかしたから女神が嫉妬して怒った。

家の中にあった妾達の部屋をはじめ、家じゅうを破壊して火を放った。
さらに台風とか、津波とか災害をおこして村を壊滅状態に。
自分もなにもかも全ても燃やそうとしたけど、人間の男が女神への愛を証明して災害をとめるために、誓いをたてた。

・娘を死なせない。永遠の命を娘に与えることで、女神への愛を証明する。
女神は人の世に混乱を起こした罪であの世へ戻ることになったけど、2人の愛の証がこの世にあるならと納得して帰った。

人間の男は、女神が嫉妬しないよう、6人の妾達を全国へ遠ざけて、互いの連絡を禁じた。

しかしそれぞれの土地で繁栄できるよう女神から授かった丈夫な植物や着物の技術を伝え、その代わり女神の怒りを鎮めるためのお札を作るよう命じた。それが全国の祠のはじまり。

娘は自分の手元で育てていたが、自分の死後も娘を見守り続ける護衛の人間が必要だった。そこで一番の側近だった2人の兄弟に家を任せることにした。自分の村にも祠を立て、狡猾な弟には祠の管理と家業の繁栄を、正義感の強い兄には娘を見守り育てることを託した。

しかし人を信用しきれなかった人間の男は女神の怒りの一部をそれぞれの祠に入れて、管理を怠ると災害がおこるように封じ込めた。

だからお札作りができていないと、災害も同時におこる。
それぞれの管理を任された側近兄弟2人は、それぞれ家庭を持ち代々家業を伝えていった。しかし本来は娘の為に祠も家業あったのに、祠と家業を管理する弟の子孫が勝手をしだして(お金を手に入れたため)、娘を見守る兄の子孫と疎遠になっていった。

娘を見守る兄の子孫は、鉄を扱う技術だけを持って細々と娘と暮らすようになった。(今の代はじいちゃん)

メモ:スサノオの娘は、須世理毘売命(すせりひめのみこと)

嫉妬した神は怖い!

日本神話や北欧神話を見ていると、神様の嫉妬により大事件が起きがちなので、私のものがたりにも「嫉妬」を取り入れてみた。
「強い負の感情」が起こす悲劇を神話にすることで、正しい道へ人々を導きたかったのだろうか。
小説のテーマ、根源にはそういったものがあると重みが増すと感じるけど、それは小説を書く人の押し付けで、読んだ人次第なところもあるし……。などと考え続けると先に進めないので、今回決めたことを元に第2話をすすめていく!

次回は……

『七つ祠のものがたり(仮)|長編小説 連載『第1幕:問題提起2場:主人公が目的を持つ/2100文字』

です!



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