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“メインプロット”を考える|長編小説の書き方

長編小説を書き上げよう!と決めたものの何から手を付けて良いのかわからないので書く手順をまとめてみた。

「長編小説を書く手順」についてはこちら↓


今日は“メインプロット”なるものを考えてみようと思う。
ところで、長編小説って何文字からなのだろうか?書く目安を知るために調べてみる。

長編小説は十万字が目安

“三百枚書けるようになるお得な「小説の書き方」コラム”を参照すると、十万字前後が長編と分類されるようだ。
十万字!!
私が普段WEBライターとして書いている文字数は、多くて5,000文字だから単純計算して20倍!頑張ろう!

 まず小説の長さによる違いを、四百字詰め原稿用紙と想定文字数を挙げてみます。

「長編小説」原稿用紙三百枚前後・文字数十万字前後

「中編小説」原稿用紙二百枚前後・文字数八万字以下

「短編小説」原稿用紙二十枚から六十枚程度・文字数一万五千字程度

「ショートショート」原稿用紙五枚から二十枚程度・文字数四千字程度

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889417588/episodes/1177354054890048637#:~:text=%E9%95%B7%E7%B7%A8%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E3%81%AF%E4%B8%80%E8%88%AC%E7%9A%84,%E7%AB%8B%E3%81%A6%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82


「三幕八場」の文字数は?

前回調べた「三幕八場」で執筆する場合、どれくらいの文字数になるのだろうか?
それも調べてみたら、書いてくださっている方がいた。
ありがとうございます!参考にさせていただきます!

■1幕
1場 セットアップ 6話 12600文字
2場 プロットポイント1
   事件発生 謎や動機など目的 12話 25200文字
■2幕
3場 小問題の発生と解決 18話 37800文字
4場 ミッドポイント
   中問題の発生と解決 24話 50400文字
5場 ストーリーの整理と説明 伏線回収 30話 63000文字
6場 プロットポイント2
   大問題の発生 最終決戦前夜 36話 75600文字
■3幕
7場 ラストバトル 問題解決 42話 88200文字
8場 エンディング 48話 100800文字

https://kakuyomu.jp/users/kennsuke/news/1177354054922571969


1話を、2100文字にして、全48話のお話にすると考えるといいらしい。
つまり、2100文字のものを48回書けばいいと考えればなんかできそうな気がする……。


メインプロットをきめる

前回お話のジャンルは「恋愛」と決めたので、恋愛でおこるごたごたを考えてゆく。問題だらけの過去の恋愛を掘り下げていけばすぐだろう。

恋愛でおこる問題

  • 浮気

  • 心変わり

  • 二股

  • 遠距離

  • 相手を信じられない

  • 強力なライバルが出現

  • 病気

  • 夢にやぶれる

どうしても薄暗い恋愛模様が透けて見え、純愛Maxな物語にはならなそうだ。私の場合恋愛だけで書くことは難しい。恋愛がメインだとしても恋愛×〇〇が必要なのでは……?

恋愛×〇〇を考える

せっかくなら調べて楽しい、興味のあるものと恋愛を組み合わせてみるのがいいだろう。出せるだけ、気になるものをあげていく。

  • 芸術(絵を描く、造形物を作る、小説を書く)

  • 部屋掃除(年末なので掃除や片づけをしたい)

  • 教育(こどもがいるときになるもの)

  • ストレッチ(肩こりがひどい)

……ちょっと恋愛というより疲れた主婦の日々のものがたりになってしまいそうだ。視点を変えよう。

  • 宇宙

  • 魔法

  • 心理学

  • 占い

  • ガジェット

……しっくりこない。それなら先日書いた謎の村の話とかの方が気になる。もしかして恋愛じゃないのかもしれない。

ジャンルはファンタジーに変更!

ジャンルをなんでもありのファンタジーに変更してみたところ、はっと思いついたのが「神社」。

よく知らないが日本の神様たちも北欧神話の神様も恋愛のごたごたとかあったはず。それなら人を好きになっちゃう神様とかいて、狐の化身とかだったりなんだりしたら、物語になりそう。それじゃテーマは神社×恋愛に決定!

「三幕八場」に落とし込む

神社×恋愛×日本の村×昔話そこらへんを混ぜ込んで落とし込んでゆく。

第1幕:問題提起

1場:物語の始まり
・村の神社に異変がおきる
・血を流す?水があふれる?
・主人公にしかわからない、見えない

2場:主人公が目的を持つ
・神社の異変を止めたい
・村の人を助けたい

第2幕:挑戦と挫折

第3場:最初の課題
・村の祠のお札が古くなったから新しいものにかえなければならない
・村の人がお札の事を教えてくれない
・村のお札が古くなると村がこわれる
・お札を作る人に会いに行くが話を聞いてもらえない
・村の人に嫌われてる気がする

第4場:重い課題
・お札関連の名家の仕事なのに主人公がでてきて邪険にされる
・お札を操る特殊能力をもっている/だから村の異変にも気づく(主人公は名家の隠し子だからだが本人は知らず)
・村のお札を作る人がお札で仮止めした/命が半分げずれた
・全国の祠にも異変がある
・この祠自体を完全に封印or破壊しなければならないと思い調べる旅にでる

第5場:転換点・状況の再確認

・名家の人もついてくることになった/名家の子は自分の家業だから
・お札は、一生に1枚か2枚しか作れないもの。自分の命を注ぎ込むから沢山は作れない
・お札は自分の村の祠守るためにそれぞれの村でお札の係の人が作ってる
・祠があるのは全国に7つ(チャクラにちなんで)
・全国の祠も異変がおきているようだ


第6場:最大の課題

・全国のお札づくりできる人は敵対しているから、情報がもらえない。拒否される。(じつは名家の主が画策したこと)
・お札の人は伝説としてお札を取りにくる悪魔がいると代々継承されている。
・名家の子が力ずくで奪おうとしてバトルになる(名家の子は自分さえよければよいタイプにそだてられている)
・名家の子が命を狙われたので、主人公もバトルすることになってしまう
・お札の人たちと次々にバトルする?

※チャクラとは?

第3幕:物語の終焉

第7場:どんでん返し・最後の課題
・主人公は神様と名家が大恋愛してできた子どもだった
・祠を完全に封印するには、自分がこの世からいなくなるしかない。
・主人公は人間の魂?霊力を吸って生きることができる。その中でもお札造りができる人の魂は10年もつ。だから魂を主人公にすわせるために、お札づくりの人を探させて、魂をすわせるために敵対させた。
・お札づくりの人を悪人に仕立てることで、主人公が命を取りやすくしていた。
・育ての親には預けられていただけ/育ての親は名家をサポートする家系
・村の異変は主人公の体の異変とリンクしていた。
・村自体、主人公の体を現世に縛り付けるために名家の主が作ったもの。
・名家の主の神様への愛を示す唯一のものが主人公の存在だった。
・主人公は不死鳥のように最後老衰したあと、チリの中から生まれる。を繰り返して何百年も生きていた存在だった(チリ?神話の中で復活の良い方法を探す)
・全国にある祠も主人公の体とリンクしていて、そこのお札をゲットすると自分の体も調子がよくなる(第7チャクラは自分の村)

第8場:エピローグ
・主人公はこの世にいることが許されない存在。だから自ら浄化されこの世からいなくなることで、祠は必要なくなる。
・想いから生まれる呪いは穢れは日々、ひとりひとりが浄化しなければならない。すぐよどむから
・名家の子に赤ちゃんが生まれて、その子が主人公の生まれ変わりだとわかる印(あざ?ほくろ)がある

プロットは1時間じゃ作れない!

まだまだ矛盾点だらけだが、大枠は決まった。
ここまでプロット&記事をしあげるのに3時間弱。プロットの部分だけで、1時間位かかっているが、今日完成というところまではいけなかった。

お札を作っている全国の人たちと、人の良い主人公が戦ってくれる気がしないので、どうしても戦いたくなる理由を考えなければならない。

全然恋愛要素が入っていないが、恋愛どこいった。
これは来週に持ち越しとしよう。
長編小説を連載する!っとはじめた企画だが、小説を書く前の段階がたくさんあることを知りました。

次回!『イナバシさん引き続き“メインプロット”を考える!』です。

記事を引用させていただいた方々ありがとうございました。

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