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三星グループへのベンチャー出向?

こんにちは~
三星毛糸の中村です。三星グループ2つ目のnoteです。
今、私は会社の庭の芝生に座りながら、このnoteを書き始めました。

会社に綺麗な庭があるんです^ー^

このnoteでは三星グループのこと、私や同僚の体験談や感じたことを皆さんにご紹介します。
2回目は私がなぜ三星グループで働いているかについて書きたいと思います。

実は正社員ではなく製薬会社からの出向で、10月から1年間勤務をする予定です。
製薬会社でマーケティングを担当していた私が、どうして毛糸を中心とする事業を展開している三星グループで働いてるのかですが・・・。
 
-本日の目次-
1、 なぜ私が1年間の出向をしているか?
2、 自分のWILLってなに?
3、 なぜ岐阜羽島の毛糸会社にしたのか?
 
1、 なぜ私が1年間出向をしているのか?
私は国内の製薬会社で営業担当として11年、マーケティング担当として5年間従事してきました。製薬会社は一般の消費財と異なり、様々な規制があることから変化がおこりにくい業界です。また、会社も長い歴史をもっているため保守的な志向の体質から抜け出せずにいました。そこで、変化の起爆剤となるような”イノベーション”プログラムが昨年から始まりました。
イノベーションプログラムには、社内での外部セミナーや部署横断的なディスカッションの場など様々な取り組みがスタートし、私も積極的に参加し会社の変化も感じておりました。そのプログラムの一つにベンチャー出向プログラムがありました。
マーケティング担当として国内だけでなく海外展開の仕事など意義のあると感じる仕事に携わらせて頂いたので、転職を考えていたわけでもありません。ただ、自分のWILL(実現したいこと、又はそれに対する意思)が低下し、年々自身の成長スピードも鈍化しているなと感じていました。もっと会社や社会に貢献するためにはどうしたら良いのかと考えました。
そんな時に社内の出向プログラムの公募があり、意を決して応募することにしました。その後、社内の選考プロセスを何とか突破し1年間の出向プログラムに参加できることになりました。
 
2、 自分のWILLってなに?
プログラムに参加できるようになりましたが、ここからが大変です。
ベンチャー出向プログラムを提供しているLoanDEAL社の支援を受けながら、自社ではなく、社会で実現したいことを明確にし、それに合ったベンチャー企業を探す必要があります。
これは、「私が本当にしたいことは何か?」と問いなおさなければいけません。
その為のWILL探しの旅のスタートです。
自分の人生を一から振り返り、これまで経験してきたこと、触れ合ってきた家族や友人、どんな出来事が今の自分を作り上げていくのかをじっくり考えました。数人で何度かディスカッションをしたり、一人散歩をしながら悩んだりと。そして、その時のWILLのVISIONはこんな感じです。

スタッフ中村のWILL

自分のWILLが固まったら、そのWILLに合う仕事をしているベンチャー探しです。
私を受け入れてくれる会社をリストから探し実際に数名の経営者やリーダーと面談をし、移籍先を決めていきます。その中の一つに、三星グループ(三星毛糸株式会社)がありました。

ちょっと待って、三星グループは創業135年の老舗メーカーではないの?と思われるかもしれません。しかし、三星グループは近年、海外展開への挑戦、自社ブランドの立ち上げ、地域の産業活性化イベントの牽引など様々な取り組みを行っていました。いわゆる第二創業やアトツギベンチャーと呼ばれるグループです。このためベンチャー企業と認知され候補枠に入ってました(このあたりのベンチャースピリッツ感も今後お伝えします)。
 
 
3、 なぜ岐阜羽島の毛糸会社にしたのか?
私がこの会社を出向先に選んだ理由は3つあります。
1つ目は、自分のWILLとプロジェクトのミッションが近かったこと。
2つ目は、社長が「エフェクチュエーション思考(起業家が持っている特有の発想を理論化したもの)」だと感じたこと。
3つ目は、出向先で「自分の成功イメージが描けなかった」ことです。
 
1つ目のWILLの上記の通りです。WILLを固めてから会社選定をしたので、選定企業のWILLは重なります。むしろ構想していた新規プロジェクト「ベンチャー×アトツギ共創基地TAKIBI & Co.(タキビコ)」とぴったりでした。TAKIBI & Co.(タキビコ)については、書きたいことがいっぱいあり、本題から外れていくので今回はふれません。
 
2つ目の代表の岩田さんのエフェクチュエーション思考ですが、少し説明します。
エフェクチュエーションとは「市場は発見されるものではなく『紡ぎ出される』もの」とする考え方で、起業家に見られる特徴的思考とされています。それに対する考え方が、「コーゼーション(因果推測)」です。未来をある程度予測でき、明確な目標を設定できる状態なら「コーゼーション」が有効だとされています。乱暴に言えば、0から1を生む、無から有を生むプロセスにはエフェクチエーション思考、1を10に増やすにはコーゼーション思考が適しているということ。
岩田さんとの会話からは、エフェクチュエーション思考が強く感じられました。目標や役割を明確にして組織で物事に対処するというよりも、役割や組織に縛られることなく、その境を縦横無尽に行き来して発想・行動する思考をもつ岩田さんと一緒に働きたいと思いました。
 
3つ目の「自分の成功イメージ」が持てなかったことについてです。出向にあたって面談をした企業の中には、他にも興味深い事業をやられている会社もありました。経営者やリーダーが今後の事業拡大に向けたプランを熱く語り、私だったらこんなプランを描いてみたいと思いを重ねたプロジェクトもありました。しかし、岩田さんからプロジェクトのお話を聞いた時に、ワクワクはしましたがゴール(成功)のイメージが浮かびませんでした。
自分が持っているスキルや経験から想像すると、難易度の高い1年になりそうだと感じました。ならば、せっかくのチャンス、チャレンジングな場所に身を置いたほうが得られるものも大きいのではないかと考えました。


左が代表の岩田さん、右が出向社員の中村

そんなこんなで岐阜羽島の三星グループのメンバーとして働いております。
今回は、これくらいにしたいと思います。
次回はグループ代表の岩田さんに直接、インタビューして三星グループのことをお伝えしたいと思います。


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