三ツ星フィットサービス 渡邉勇大(わたなべゆうだい)

多摩川の辺りでRETULFITスタジオを開いていいます。フィッティングからライディング…

三ツ星フィットサービス 渡邉勇大(わたなべゆうだい)

多摩川の辺りでRETULFITスタジオを開いていいます。フィッティングからライディングまで広くライダーの理想を考えるパーソナルサイクリングトレーナー。ライダーの未来に向けて一緒に走ります。

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最近の記事

フィッティングは本当に必要ですか?その1

初心者、中級者、上級者向けはあるのか時間が経つにつれて、ライダーにフィッティングがどのように役立つのかまとめました。私は過去、販売店で働きさまざまライダーさんに自転車をお納車し成長を見続けてきました。私なりの見解を持っているのですが「バイクフィッティング」をすればするほどライダーのレベルに合わせたフィッティングに違いがあることに気がつきました。 まず、初めてバイクに乗る人も初心者もバイクフィッティングは楽しく自転車に乗るために必要です。バイクフィッティングを知らないのは、な

    • ポジション作りの位置と型

      フィッティングのゴールはどこでしょうか?自転車とフォームと心が、ある範囲に収まっている状態を指しますが、フィット用語で「ウィンドウ」に入っていると言います。講習会でも話していない内容ですので、僕にとっては日常ですが、ポジションでお悩みを持っているライダーの参考になれば。 ライダーの大半は痛みで困っている この調査結果は、予約時のアンケートをもとに作成しました。今の痛みは、お店の誰に相談していますか?メカニックですか?だとしたら、歯が痛いのに眼科の先生に相談をしている状態で

      • バイクフィッティングはお互の学び

        三ツ星のフィッティングは何をしているのか?ご興味がある方のために、「学び」というキーワードで話していきたいとおもいます。フィッティングを通じてライドを俯瞰してとらえ、自転車を楽しくしていきませんか。 ライダーを知る工程とライダーが考える工程フィッティングは上の2工程を経て最終的にポジションが出来上がります。ライダーの体に自転車を合わせるサービスがフィッティングなのですが、ポジションを自分で決めないといけなくて、決めることができない状態に陥ります。決めることができていれば、す

        • 漕ぐ坐禅に行ってきました

          お彼岸が終わってお寺の忙しくない4月のタイミングに、北鎌倉の浄智寺さんにて坐禅の体験と指導を受けてきました。フィッティングで最も重要なことは「坐ること」と有酸素運動の要「呼吸」なのですが、日本には古くから坐ることを研究し磨き上げてきた方々がいらっしゃいます。坐ることの恩恵を受けている自分を含めたサイクリストがより自転車に乗ることの機会になればと思い開催。 坐ることの共通項に興味を持つ 禅の世界では坐ることの修行を十分に行なっていると全ての所作に現れてくるそうで、禅問答の時

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        • ココロで回すペダリング
          15本

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          自転車のスクールをはじめました

          フィットをやらせていただいたお客限定で「ライディングスクール」を女性向けにやらせてもらいました。比較的安全な河川敷ライドでも、意外と多い障害物のこなしや、狭い場所を通過があるものです。ライドで怖い思いをした〜と耳にしたので、これはやらねば!と、協力をしてもらいながら開催にいたりました。 過去行っていたMTBのスクールでは、バイクコントロール中心で行います。マウンテンバイクライドにおいて自然の中で自転車を巧みに扱うことが楽しみの一つであるため、スキル上達の事が身近にあるれてい

          普段の延長で走りを考えます

          自転車も他のスポーツと同じように、動画サイトでコツを調べる環境があり、独学でも楽しめる様になってきたな〜と関心。ティーチングやフィッティングの現場では動画サイトで情報収集したことについて質問受ける回数も増えてきた感覚があります。 日頃、自転車のスキルについてティーチングをさせてもらっているが、フォームを変えることの影響度を考えると、教えるって事は怖い面もある事だなと気づきNOTEをまとめます。 良いポジションってどういう事?バイクのポジションを調整するライダーも多くいると

          趣味なので近道はもったいない

          最近とある大のお得意様から頂いた言葉の一つ。今日は嬉しいことがあったので、書き残していきます。同じ気持ちの状態、なるかもしれないライダーに届くと嬉しい。 バイク歴10年、50代のライダーAさんはヒルクライムで膝を痛めて、半年乗れなかった。もう速くなれないのか?頭打ちなのか?打開策を考えて行う初めてのフィットは、検討を重ねて自分がいるスペシャライズド 新宿へ来店。自分のHPなどもみてくれていて、こんなに嬉しい事はない経験をしました。 富士ヒル参加者のうち40〜50代のリザル

          理想のポジションを求めて現実を直す

          フィッティングを行うときは、一連のメソッドの流れはありますが、「あるべき論」や「フォームの理想」などの参考にするモノはありません。毎日、フィッターはライダーと自転車の関係を、専用のソフトウエアからはじき出されるデータを分析しながらライダーと一緒につくります。このシンプルな作業がフィッティングそのもの。 今日は今読んでいる本より、インスピレーションをいただき自分の言語化の未熟さを補ってもらいながら、伝えしたいことをまとめていきます。 違和感を信じる ポジションには「理想の

          フィッターは自転車遊びの羅針盤を扱う人

          先日はご縁でパラアスリートのフィッティングの依頼をいただいた。もちろん前例がないので、ベストポジションをライダーと一緒に想像し、その都度考えながらの作業でした。皆さんポジションは快適ですか? ポジションって自転車によって違うのですか?バイクによって、分けないといけないのですか?と同じ現場のスタッフにふと聞かれた時、瞬時に説明ができなかった。タイムトライアルバイク、マウンテンバイク、ロード、グラベルと日々自転車があそびが進化しています。 当然ポジションの作り方や考え方も変わ

          フィッターは自転車遊びの羅針盤を扱う人

          答えよりも、考え方を知る事が大切

          そろそろ気温も暖かくなり近所の「ヤビツ 峠」に走りにいきたくてうずうずしている、パーソナルサイクルトレーナーのゆうだいです。6月に富士ヒルに参加予定の方は、そろそろ本格的に準備をしたい頃合いですね。 ヒルクライムは苦手な方が比較的多いにもかかわらず、定番の練習方法が少なくお困りの方もおおい、「ヒルクライムを快適に走る考え方」をフィッターの目線でお話しします。2022年の富士ヒルに出て一緒に達成感と美味しい「うどん」を味わいましょう。 ヒルクライムを快適に走る考え方今回のn

          フィッターの頭の中で考えていること

          今回はフィッターのゆうだいが実際のフィッティングサービス時の考えていることを書きます。僕の中でフィッティングはデーター分析になるので、時折フリーズしている時は、何か想定外の事が起きているのだと、温かい目でみてもらえると嬉しい。 今と未来と過去を考えポジション提案しています では、実際に何を見ているのかと言うと、 ●未来:悩みが改善している状態 ●現在:今の動きそのもの ●過去:お悩みと身体測定の結果 この3個を同時に捉えています。 書きとめながらおかしな事を考えて

          フィッティングはポジションを選ぶ楽しみ

          プロダクツを好きになるキーワードは心に響くとある老舗ブランドが好きになった理由が自転車と共通していた。作った人の名前が製品のモデルネームに刻まれていると手にとってしまう。 ゴルフを嗜んでいる方だとピンとくるキーワード。クラブのヘッドは形を色々選びますが、自転車のサドルも同様に選ぶと道具選びの楽しさが見えてきます。バイクフィッティングのメインのお仕事では、サドルとライダーがお友達になってもらうことです。 自転車の業界では使われていない表現なのですが、「サドル イズ フレンド

          フィッティングはポジションを選ぶ楽しみ

          お悩みはポジションだけではない

          フィッティングの仕事では職務上ライダーのお悩みを聞くことができ、まるで人生相談のよう。スポーツサイクルのお悩みの筆頭といえば、サドル痛い、首が痛い、手が痛いがメジャーですよね。これらも良くあるのですが、ヒルクライムが苦手、ロングライドを快適にしたい、ツールド沖縄〇〇キロを完走したい…ライダーはいつもフィットに期待している。 自分もフィッティングで解決してみよう・・・と考え、すぐにでもサヨナラしたいお悩みは多種多様で、自転車のフィッティングで解決できることもあれば、そうでない

          1年に一回の定期フィット受けて欲しい

          最近、また「膝が痛い・・・」 フィッターにとって最も怖いキーワードです。すぐにフィットをやらせていただき、通り一連のサービスを終えた。「1年に一回の定期フィットを受けて欲しい・・・」これ今回のフィットのお仕事で強く意識したことなんです。 膝痛みの要因は「サドルに座れていない」だけではありません。このほかに「関節の無理な角度」、「使いすぎによる疲労」が主原因です。すでにご存知の方も多いと思いますが、おさらいを込めてフィッティングの工程は、①インタビュー、②身体評価、③動きの

          何はともあれポジションは安全第一です

          〜ハンドルのセッティングについて〜 みなさん、こんにちは。パーソナルサイクリングトレーナーの勇大です。このところ、山々が綺麗な紅葉を見せていてライドも楽しいものになってきましたね。さて、唐突なのですが、 「自分の技術を過信していませんか?」と質問されるとあなたはどう答えますか??次のようなシーンを想像してみてください。 〜突然目の前に動物が飛び出してきて危険を回避しなければならない。止まるか、避けるしか手はない〜 実は、自転車で走りながら自分自身の器(レベル)を超えてし

          サドルに座ることは好きですか?

          スポーツサイクリング、つまり自転車でスポーツをしている際、あなたは安心してサドルに座れていますか?スポーツサイクリングはサドルに安心して座ることから始まる、といって過言ではありません。バイクフィッティングのサービスをしていると、色々な遊びのスタイルをお持ちのライダーがいらっしゃるわけですが、それぞれに異なった悩みを抱えられています。そのライダーの方々と一緒にポジションを作っていくのですが、身体的な特徴や個々の考え方、スポーツの経験値などそれぞれのライダーが持つ特徴は違うので、