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海を見たくなったのは、
自分の小ささを確かめたかったから。

空っぽのゴミ箱を大事に抱え続けるのは、
そこに大事な落し物があったから。

いらなくなった写真を燃やしたのは、
思い出の匂いを知りたかったから。

涙がかわいてしまったのは、
きっと潮風のせい。

ここは少し、ほんの少し、寂しい空白の最深部。


ここにあなたがいないのは、
あなたが水平線よりほど遠いから。

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島那三月

趣味で小説とか書いています。凡才なりにありふれた日常に潜む景色を切り取っていきたいです。よろしくお願いします。
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