何者かにならなくちゃ、からの。
ずーっと変わりたいと思いながら生きてきた。
わたしではない何かに。もっと揺るぎないしっかりしたもの。
簡単に動揺したり泣かされたりしない。
もっと硬くて力強いもの。
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HSP(繊細さん)なんて概念は昭和の時代なかった。
明るくて活発で積極性がある子がなんの疑いもなく賞賛される時代、
感受性が強くてすぐ泣くわたしに対して一部の大人たちのダメ出しは激しかった。
「弱虫、毛虫、挟んですてろ♪」大人に習った園児たちの純真無垢な攻撃も手伝って、物心ついた頃にはすでに劣等感が出