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HOPELESS ROMANTICKER バンドをやりたい奴は絶対に読んどけ‼️Vol.19

今は2023年9月
世界は3年前の2020年冬に一変することとなる

新型コロナウィルスという特殊なウィルスが世界中で猛威を奮い、社会の形が変わった。
外出がしづらくなり、飲食店の閉鎖が進み、そしてエンタメは死んだ。
特にライブハウスは目の敵にされた。

しかしその時に思ったんだよな。これが社会のライブハウスやバンドに対する本当の感覚なんだってね。今後の大きな課題だと真剣に思うが、それは今の君にはまだ関係ない。後ほど関係してくるのでちょっと覚えておいてくれ。

ボーカルの癖を見抜き、指摘するか、活かせ

さて、今日はボーカルに関する話。
ボーカルってのは非常に難しいパートだ。以前も書いたが、ボーカルで全てが決まるといっても過言ではない。一般の人が最初に聞くのはボーカルが歌うメロディーだ。
そして不思議なのが上手いボーカルはいくらでもいるが、声が届くボーカル、なぜか聴いてしまう、聴きたくなるボーカルは中々いない。
これはライブをやった人にしかわからないことなんだが、観客に一番近い位置で観客と向かい合うのはボーカルなんだが、俺はずっとギターボーカルをやっていた。一度ギターリストとしてステージに立った時に、観客からの圧の違いにびっくりした。やはりボーカルへの圧は強い。良い意味でも悪い意味でも視線の量も含め、ボーカルは本当に大変なんだ。君はここまで読んでるわけだから、良いボーカルを見つけたか、もしくは君自身がボーカルなんだと思うが、今一度、自慢のボーカルの癖をしっかりと把握してくれ。

ボーカルの癖を見抜き、指摘するか活かせというのは、ボーカルによって得意な母音があるはず。

伸ばす時に、母音が「ぁ〜」で終わるのか、「ぃ〜」で終わるのかなどだ。
たとえば、「夏」で終わる場合は、なつぅ〜となるから、母音は、「ぅ」となる。うちのボーカルはどちらかと言うと「ぃ」が苦手だったから、あまり母音が「ぃ」で終わる単語を歌詞に使わないようにしていた。

しゃくりあげたり、揺らせたり、それぞれに癖があって、なるべく直してもらいたいが、本人がそれがウリだと思っていたらそこは逆に武器として使うしかない。
ボーカルの癖は治すと良い部分も消える可能性があるから難しい。
そこの判断は君がするしかないし、ここまで来ているってことは君のボーカルは最高ってことだろうから、癖を活かそう。

ただ、本人にはそれはクセだよ!ってことはしっかりと把握させておくように。
なぜなら本来プロは癖をコントロールできなくてはいけない。
わかっていて癖を使うのと無意識に癖が出るのとは違うから。

BiSHのアイナジエンドの声を聴いた作曲家は唸っただろうな。
自分の曲を歌わせたい!って。
癖は強いがそれが圧倒的な武器となり人の心に刺さり何故か涙が出る。
天性のものが左右する世界。
それがボーカルの持つ「声」だ。

スピッツの草野さんの声なんて神からのギフトでしかない。

切なくなるが、天才はいる

そして天才は儚く、頑張らないケースが多いから、とにかく大事に大事に、、
これが難しい、、、

天才ピアニストがいたんだ
彼のリズム、紡ぎ出すメロディー、ルックス全てが完璧だった。
が、アル中で、同じ事が2回できないので、キメが覚えられないという、、、
バンドには無理だったな〜


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