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あなたがあなたで在る理由♡ 映画『インターステラー』感想◆アメブロからのお引越し記事◆

2019年1月11日~2023年11月末までのアメブロを閉鎖するにあたって、noteにいくつかの記事をお引越しすることにしました。
今回は2019年6月20日に書いた過去記事です

映画『インターステラー』(2014年公開)を観ました。ものすごいSF大作、そしてヒューマンドラマ!

※以降は映画の内容に触れますので、ネタバレとか前情報を得るのがイヤな方はbackしてくださ~い!

ざっくりしたストーリーは…

近未来:食糧難や異常気象で、このままじゃ人類は地球に住めなくなりそう。NASAは新たな惑星を探し出し、人類を移住させる計画を秘密裏にたてた。
元宇宙飛行士のクーパーは家族と農園を営んでいたが、なにかに導かれるようにその計画の実行班のひとりに選ばれ、宇宙に旅立つ。

紹介したいところはたくさんあるのだけど、
私にとって特に印象的なシーンをシェアします。

なんかね。
私はどちらかというと自己肯定感低めというか
すーぐ、、
「私なんて……」
「私なんかが……」

そんなふうに思ってしまうようなところがあります。

大事なところで怖気づいてしまったり。。

でもね、そんな気持ちが、
この映画を観た後は確実に減ったんです。
だから、同じような気持ちを感じやすい人は、
ぜひこの映画を観てみてほしいな♡

あなたがあなたで在る理由に、
きっと自信が持てると思う。

私にとって印象深いシーンは、

宇宙空間を漂うロケットのなか、
主人公クーパーと乗組員のアメリア博士が
次の行き先を話し合うところでした。
(映画を観た方は、えっ そこ!? と思うかも 笑)

もともと、クーパーたちの宇宙飛行の目的は、
3つの惑星(便宜上、惑星A、B、Cと呼びますね)を訪れること。

彼らに先発して宇宙へ旅立った複数のロケットのうち、
3機から『人類の移住を期待できる惑星に着陸した』という信号があり、
それら3つの惑星をA→B→Cの順に訪ねることにしていたのです。

が、、

最初にたどり着いた惑星Aでトラブルがあり、
燃料的に残る2つのうち1つの惑星にしか行けないという状況に。

惑星B:この計画に大きく寄与した天才・マン博士が着陸。人類が移住できる可能性があるという信号だけでなく、マン博士本人が生存しているという信号も送られている。

惑星C:エドマンズ博士が着陸。人類が移住できる可能性があるという信号のみが送られている。

どちらへ行こうか。

クーパーはマン博士の生存信号が送られている
惑星Bを推しますが、
アメリアはエドマンズ博士がいた惑星Cこそ有望だと主張します。

それを受け、
クーパーは「エドマンズ博士とは恋人だったのでは?」と指摘。
アメリアはそれを事実と認めたうえで言います。

画像はネットからお借りしました!
問題がありましたら削除します

「正直な気持ちに従いたいの。
 私たちは理論に縛られすぎていた。
 だって、愛は人間が発明したものじゃない。
 愛は観察可能な力よ。何か意味がある。」

「愛には特別な意味がある。
 私たちはまだ理解していないだけ。
 これは手がかりなのかも。」

「10年も会ってない人に、
 銀河を超えて引き寄せられている。
 おそらくもう死んでいる人に。
 愛は私たちにも感知できる。
 時間も空間も超えるの。
 愛が未知の力でも、信じていいと思う。」

なぜかは分からないけれど、
恋人だった彼が居た星に心を惹かれる。
だから、惑星Cへ向かいたいというアメリア。

結局はクーパーから「私情を挟まず冷静になれ」と言われ、惑星Bへ。

この時アメリアの行きたがっていた惑星Cに行っていたら……と思える展開だったのですが。

私がクーパーでも、同じようなこと(「私情を挟まず冷静になれ」)を言ってしまいそうだなぁと。。

「こんな大事な局面に、
 そんな個人的な感情を持ち出すなんて(怒)!!」
「生存信号もある惑星Bに行った方が良いに決まってる。着陸した本人が生きているなら、人類が移住できる可能性も高いはず!」

 ↑
私ならこんなふうに言ってしまいそうなんだなぁ……

でもね。

『個人的な感情』こそが、大切なんだ。

この映画を観て、そんなふうに思いました。

「こんな大事な局面に、
 そんな個人的な感情を持ち出すなんて(怒)!!」
 ↑
この場合、その『こんな大事な局面』に、
その人がいるということが、
すでに一つのサインなんだよね。。

全人類の未来が懸かる局面だろうが、
日常での些細な選択の場面だろうが、
すべて同じ。

宇宙とか神様とか天とかサムシンググレートとかハイヤーセルフとか…
言葉はなんでもいいと思うのだけど、
(結局は、ぜんぶ自分自身だと思うから)

そういった“それら”は、
『その人にわかるように』導いていくんだなって。

この場合、
人類の未来がかかった局面にアメリアがいる。

ということは、
『アメリアにわかるように』何か(サイン)が送られてくる。

それは、恋人への思慕を想起させるという形をとっているかも。
(もちろん、その場にそれを止めたクーパーがいたことにも意味はあった)

損得。確率。可能性。

何かを選ぶ時、
私はいつもそっちを優先させてきた。

得しそうな方、損しない方、確率が高い方、
可能性が高そうな方……

それってつまり、
『私じゃなくても選びそうな方』ということ。

それが悪いという訳ではないけれど、
『私が私である理由』もどんどん薄めてしまっていたかもしれないんだ。

損得、確率、可能性よりも、
感じること。

私が感じることで、
私の人生なんでも選んでいきたい。

選ぶのが怖い時もあるけど、
その時はきっと私にも、
私にだけ分かる『なにか』が送られているはず。

そう、不思議と信じられる。

きっと、クーパーが“本棚の裏”で必死にメッセージを送っているのを観たからだろうな。

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観た人には分かるこのシーン、本当に鳥肌もの…!

すごい良い映画だったから、
まだ観たことがない方は、ぜひ♡

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