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知っておくべきサイコパス性の働き

サイコパス性と聞くと、自己中心的で猟奇的なトラブルを巻き起こすトラブルメーカーを想起する人も多いのではないと思います。

しかし、サイコパス性というのは感情が意思決定の邪魔にならない性質らしく、サイコパス性が高いと感情的な葛藤少なく目的に向かって最短距離の意思決定をすることができます。
たとえば、サイコパス性が高い人は、フェアネスや道徳性からみてどうかということに心を悩ませることがあまりありません。
逆にサイコパス性の低い人は、相手の感情の機微を配慮して物事を判断する性質があります。
職業でいうと、看護師や教師などの類でしょうか。

組織でマネージャーになると、経営との接点も増えるので、程度の差はあれサイコパス性の高い人と遭遇する確率があがります。
特に、営業や、ファイナンスなどを担当している人に多い印象があります。

マネージャーになった時に重要なのは、例えば1on1などにある共感や傾聴の姿勢と、この目的に向かいドライになれるサイコパス性の2つの側面が共存するということを理解しておく必要があるところです。

カリスマ的に変革を推し進める人が、人格者でないケースは多いですよね。(スティーブ・ジョブズとか)
そういった人は、目的に対して一直線な思考をしていて、その時に感情が邪魔にならない人達なのです。故に強力なドライブ力はありますが、周りの人は疲弊したり傷つくこともあるでしょう。
しかし、多数決による合議で物事がうまく進むことは少なく、サイコパス性を感じる意思決定があることを一定理解しておくことが必要です。

マネージャー職は、サイコパス性の高低が入り混じる仕事があるので、自身がどれくらい感情で躊躇してしまうタイプなのかを把握しておくことは自分の心身を健全に保つことに役立つでしょう。

ではまた。

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