見出し画像

住宅ローン金利がそう簡単には上がらない理由

住宅ローンの金利上昇が怖いって?
そんなに怖がることはねえぞ!

現在の国内の住宅ローンの変動金利の水準(実質0.5%前後)がバーンと1%台半ば以上に跳ね上がるなんて事態は、まあ目先の数年では起きにくいだろうな。

住宅ローンの変動金利は「短期金利」(ずーっとゼロ金利が継続中)に連動してるんだけど、この短期金利は日銀が完全にコントロールしてるんだ。そして、ゼロ金利が解除されるまでには7ステップくらいのハードルがあるにもかかわらず、
現在の大枠の金融政策 https://www.boj.or.jp/mopo/outline/index.htm/#p02 が設定された2013年以降、まだ最初のステップさえ一度も乗り越えてないのだ。

ステップ1:物価上昇率2%目標が単年度達成
ステップ2:物価上昇率2%目標が連年達成
ステップ3:今後も物価上昇率2%以上が予想されて日本はデフレ脱却したと慎重に判断
ステップ4:近い将来、量的な金融緩和(お金バラマキ)を縮小する予定と日銀がアナウンス
ステップ5:実際に量的な金融緩和を段階的に縮小して、やがて完全に終了させる
ステップ6:近い将来、ゼロ金利を解除する予定と日銀がアナウンス
ステップ7:実際にゼロ金利を解除する

なかなか長い道のりですな〜

現在の日銀の金融政策が続く限り、目先の住宅ローン金利の上昇に過剰な恐れを抱く必要性はかなり低いと思うぜ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?