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お菓子を配る人

職場での私の重要任務の1つに、“誰かが買ってきたお土産(お菓子)を配る”というのがある。出張あるいは旅行や帰省などで遠出をした(近場の場合もあるけど)際、あるいはお客様が持って来られて「皆さんでどうぞ」的なお土産が、何故か私のデスクに置かれる。「皆さんで」ではなく「皆さんに」が正解。

私のいる部屋には常勤が30名ほどと非常勤が6、7名。個包装のお土産なら40個は必要だ。仮に少し数が足りない時には申し訳ないが常勤の人だけに配ることになる。まあ非常勤の人は毎日はいないので、いつお菓子が配られたか分からないから特に問題はない。とても困るのは、ちょっとだけ足りない時。例えば20個入りとかの時。30人で20個を割ることは出来ないので、何人かには我慢してもらわなくてはいけない。誰にあげて、誰にあげないかは私の匙加減だ。基本は、私と席が近い人から優先。私の机にお菓子が置かれているのを見られちゃってるから、もしもあげなかった人が後から「あのお菓子は?」なんて聞かれたら困る(実際にはそんな人はいないけど)。あと、その日たまたま出張や外出や有休取ってる人は外す。どうしても足りない時は、私が我慢するしかない。そもそも職場へのお土産なら、同僚なら人数わかってるはずでしょ、と言いたいし、足りないより余らせるくらい本当は買って来て欲しい。

お客様が持って来られる場合は、大体数は足りない。大幅に足りない。その場合は、お客様に対応した人を優先的に、あとはやっぱり私の匙加減。こういう場合、私は率先して自分の分をいただく。もらえない人の方が多いのだから、あげる人には“こっそり”渡す。

あと困るのは、個包装だけどやたらと数がいっぱい入ってるやつ。おかきとかグミみたいなやつとか、個包装じゃないクッキーとか。缶に入った個包装のおかきを配るのは大変だった。缶のまま置いておいて、欲しい人が勝手に取れば良いのだけど、「皆さんに配ってください」と言われたら配らなきゃいけない。欲しい人が取るシステムは、結局同じ人ばかりがいっぱい食べることになって不公平でもあるので、私的にも一人一人に配りたい。一人2個くらいいけるかなーと配り始めて半分くらい配ったところで、「あーやっぱ一人3個いけたか」となって追加分を置いたり。味がいろいろあるなら、出来れば一人にいろんな味のをあげたいし。

自分でも、こんなことに時間を費やしてばかばかしいなあと思いながら、それでもやっぱり、同じ配るのならこだわりたい。

結論、職場へのお土産は数を確認して買いましょう。こちらからは以上です。

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