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Stones alive complex (Iris Quartz)

久しぶりの夕焼け空に照らされた寝ぐせが、ウルヴァリンになったままだ。
寝過ごした。
寝過ごしすぎた。
もう少ししたら、いつも寝る時間がくる。
人として、Xメンだ。Xはバツと読んでくれ。

『ファームウェアアップデート30%完了』

目をこすり。
テレビを流しっぱーにし。
ぼんやりと、Twitterなどのタイムラインを眺める。
そこにはどこか呑気な民放のニュースとは、まったく異なる時間軸の世界が展開している。
ふたつの液晶経由の異質な世界が、同時存在をしていた。
危機を扇動したがるのに民放は、見ておくべきほんとうの危機は完全無視している。ほんとうの狂気は不透明に曇らせる。
偏向させられた視野では、真実の推移と対策を見誤ってしまう。

「曇りなきまなこで、自分の中の曇りを探す!」

『自分の中に曇りがあったら、まなこも曇ってるのでは?』

「それじゃあ!
曇りなきまなこで、まずまなこの曇りを探してみる!」

『そういうおちゃめな堂々巡り、素敵だわ♡』

「では。曇りなき心のまなこを使おう」

『そこがいちばん曇ってる。
寝さらせ!』

こうして最近、やたらと睡眠時間が長くなった。

『まなこに頼るべからずよ・・・』

「ぐーすか・・・ぐーすか・・・」

お陰様で、好きなことを仕事にしているというより、
ストレスにならない作業が仕事になってる。
このパラレルパラドックスシティにはずっと。
ストレスを与えることこそを目的としたストレス、を配布する論理トラップがあり。
それの配布用美辞麗句の罠に惑わされた視野が、誤った幻覚作用で善良な民衆の性格を曇らせてきた。

『人為的にはとても実現できなかった、
オーガニックなパラダイムシフト。
非現実的な現実。
現実が非現実になると、現実の一部である私たちも非現実化はまぬがれない』

「研ぎ澄まされる緊迫で緊縛されるこの空気感・・・
変わり始めたmagiレボリューション。
誰かに伝えたいね」

こういう性格だと思えば変わらないが、
そんな芸風だと思えば変えられる。
性格って、必要があって演じてる芸風。
必要性のパラダイムが変えられてしまえば、演者も入れ替えられてしまう。
古いぞ昭和の芸風は。

『色褪せぬ記憶を天日干し。
匿名性ばかりの偏向を棚卸し。
公私ともにシナリオの終着点が透明化』

「結局。
働き方改革は人智じゃなくて、
ウイルスが容赦なく実現させたよね。
この種の外圧に押された改革は即効性がある代わりに、エネルギーの消耗がおびただしい。
つまり狙いは淘汰だ」

『問うた解答が淘汰』

もっと健全なプロセスで、実現できる透明な幻覚を見たい。

『これからは無意義な消耗戦、ダメ絶対。
ストレス由来の放電が倍返しになるの。
さあ、寝さらせ!』

自分の身に起こる出来事は、
カーネルのソフトウェアが演算して実行した解答だ。

『充電を重点的に!』

お陰様で。
放電の仕方こそ、忘れてしまった。

(おわり)

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