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結婚指環

母に言われて気づいたが、6年前の今日は結婚式を挙げた日だった。

籍を入れたのは一ヶ月後だったので、夫婦で結婚記念日として祝うのは入籍日。しかし、結婚指環を作る時点で入籍日を決めていなかったせいで、指環に刻印されている日付は結婚式を挙げた日付だ。

そんな今日、旦那は一人でバイクでツーリング。私はちょっと体調悪い0歳の娘と家でお留守番。暇なので、結婚指環を掃除してみることにした。

普段つけっぱなしのプラチナ製の指環の内側は、皮脂がこびりつき、刻印の文字も汚れで見づらい。外側は、半分つや消し加工のデザインだったが、家事でついた細かい傷で全体的に艶消し加工に(苦笑)。

お手入れの仕方が間違っているかもしれないけれど、皮脂をとろうと、酵素洗剤を溶いた水で綿棒を湿らせ、指輪の内側を丹念に磨いていく。すると、こびりついた皮脂が落ちていき、プラチナ本来の輝きが蘇ってきた。

「こんなにきれいだったんだ!」と、久しぶりに見た銀色の輝きに見とれてしまった。表面は小傷がたくさんついているので、そんなに変わらなかったけれど、内側はすっかり新品のように輝きを取り戻した。

結婚した当初は、キラキラして見えた夫婦の生活も、日々の仕事や家事や育児に埋もれて輝きを見失ってしまちがちだけれど、年に一度くらいは、きれいに掃除して、あの頃の輝きを思い出して、今まで積み重ねてきた幸せを再確認するのもいいなあと思った日曜日の昼下がり。

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