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恐竜とわたし(6)~卵からのサバイバル『丹波竜』のばあい

長年の発掘・研究の労苦が身を結び、続々と恐竜の化石が見つかっている。

それをもとに復元した骨格をみたら、実際の姿を見たいと誰もが思うだろう。骨だけじゃ、いくら大きくても満足できないもの。

ロボットでもサイボーグでもない、「かつて生きていた恐竜」が動くのを見たい!という人々の願望がCG技術の進歩に大きな役割を果たしたと思う。

そんな熱い思いに十分こたえてくれるNHKの「恐竜超世界2019」から、前回私は日本史上最大の恐竜といわれる「丹波竜」をとりあげました。https://note.com/miumiu_hime/n/nc6b3d131bb4d

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丹波竜は、首だけで5メートル以上、全長は十数メートルに達したという。これほどの巨大に成長するのはなぜなのか? 彼らの子供時代を見てみよう。

約1億1000万年前、現在の兵庫県にあたるところ。丹波竜の卵が産み落とされている。(トップの写真)孵化した体の大きさは人間の赤ちゃんと変わらない。

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彼らを待ち受けるのは弱肉強食の厳しい世界だ。
さっそくティラノサウルスの仲間がやってきて、いとも簡単に赤ちゃんを捕まえて食べてしまう。

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こうして、多くの赤ちゃんが大人になれずに命を落とした。

だが数年後には丹波竜の子供は全長5メートルほどに急成長。大きくなった身体を使って肉食恐竜を撃退した。

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丹波竜の脳は成長ホルモンを分泌する部位が異様に発達していたと言われる。 短い時間で大きくなることが生き残るための最大の戦力だった。

太字はNHKのキャプション。この短いキャプションがいいです! みごとなCG映像+主張しない静かで心にしみるバックミュージック+音声なしのシンプルなキャプション。

どれだけ言葉をつくしても満足ゆくまで描けないだろう恐竜の世界を、映像+音楽+字幕だけで語りすぎず、違和感なく、表現しています。

To be continued to other dinosaur species.


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