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かざる、華やかに、魂に。

組紐、玉(魂)の緒
衆生と仏を臍の緒のごとく
結び留める。
生命そのものを意味する。

螺鈿
1ミリにも満たない表層の
薄膜に、
気の遠くなるほどの
執念をもって集積。
心に抑えがたい、
感情と物語を現出させる。

飾り、盛り、極彩は
人為を梃子に
この世ならざる聖性を
招き寄せること。

若冲や螺鈿や鼈甲、螺鈿の
艶やかな熱狂を楽しみたい。

「かざる日本」
#橋本麻里

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