見出し画像

愛ある教育で地球の未来を考える!

ん〜、タイトルがデカすぎた(いきなり反省w

幼児教育に携わり、その後音楽教育で子供たちと接していつも思っていた。
日本の教育ってこれいいのだろうかと。

昨日見かけた動画が素晴らしかったので、noteにも書くことにした。
学校関係者、子育てしている親御さんにはぜひ見て欲しい。

30年ほど前、自由保育が謳われ始めた頃の現場で先輩の先生方のやっていることを見て自由と放任をごちゃ混ぜにしているなと思っていた。
自分のやりたいこと、好きなことをするのは素晴らしいし、それが出来る子供はある意味貴重でもある。

当時から今もそうだが、親が先回りしすぎている家庭に育った子供たちは「好きなことしていいよ」で好きなことが出来ないのだ。
遊びを発見して創作するプロであるはずの子供の創造力が、4〜5歳児で既に親の先回りと与え過ぎによって制御されていたりする。

そんな中で『自由保育』が謳われることは素晴らしいのだが、静かにみんなでお話を聞く場面で聞きたくない子供がウロウロしたり騒いだりするのまで「自分を出せていてこの子はステキ!」って褒めている先生に違和感を持っていた。

静かな場面で、自分はお話には興味なく絵が描きたくて静かに絵を描いているのならそれはそれでいいかと思う。
集団に属している時間帯はそれなりのマナーも必要なので、それは大人が教えなければただの迷惑な人に育つ。
マナーというか、そこでお話を聞きたい人のジャマをしない優しさ、相手を思いやる気持ちを育てるということ。

自由と放任をごちゃ混ぜにした『自由保育』を受けた子供たちの弊害が現れ始めたのがその2〜3年後。
学校教育は戦後から何も変わっていないところに、きちんとした『自由保育』ではなく放任とのごちゃ混ぜ自由保育で育った子供たちが入学。
授業中座っていられない、我慢が出来ない子が増えて小学校の先生方が困っていた。

その子たちがいわゆる『ゆとり世代』と言われている世代だ。

自由と放任ごちゃ混ぜの幼児教育を受け、戦後と同じ軍隊教育の学校に入って出来上がった世代。
責任は当時の大人にあるが、試行錯誤中のことだったのでしょうがないかなとも思う。

みんなに同じことをやらせるのは一番管理しやすい。
指導する側もある意味ラクだ。だから中々現場が変わらないのだろう。
それぞれの個性を伸ばす集団を管理するとなれば、指導者にはかなりの能力と器のデカさが求められる。


動画のフィンランドのようなシステムにするには、まずは指導する側の育成が必須だ。
いわゆる『お勉強』しかしていない先生ではまず務まらない。
広く浅くいろんな分野のことを知っているとか、これだけは!という専門知識のある人、いっぱい遊んでいて想像・創造力のある先生の人材育成が必要不可欠だろう。

教育学部で勉強だけして教育現場のみの実習を受け、卒業後にすぐ学校の先生!では難しい。
そのためには、そこのシステム改善からしなくてはいけない。

学校の先生ほど自分のアプデを幅広くしないといけない職種はないんじゃないかと思うが、現実はどうだろう。
今や元号も令和になったというのに、戦後と同じでみんなと同じことを同じようにやらせるカリキュラムでがんじがらめにされ、モンスターペアレンツの恐怖に慄きながら日々の仕事に追われてヘトヘトの毎日。

そんな中で幅広いアプデなんて出来るはずもなく、まともな真面目な人ほど精神を病んでいくのだと思う。

近い将来、仕事はAIが人間の代わりにやって人間はいかに時間を有効に使って過ごすかが課題になると言われている時代に、昭和初期の教育カリキュラムで心豊かな人間が育つとは思えない。

こんなことを名も無い個人の私が必死で叫んだところで、どうにかなるわけではないのは百も承知。
でも、教育の現場にいる先生方、子育て真っ最中の親御さんが声を上げれば声も届きやすくなるのでは?

自分は今は現場の人間でもなければ、子育てさえしていないので「関係ないじゃん!」と言われればそれまでだが、フィンランドの動画を見て世界中がこの方式になれば平和にも近づくんじゃないかな〜なんて思ったので今コレを書いている。


私の名前は『美和』なのだが、生い立ちのトップページにセピア色の私の写真が貼ってあり、その下に父の字で書かれていた言葉がこの歳になって沁みてくる。

この子の成長と共に世界中が美しく平和になりますように!
『美和』と名付ける。

子供の頃はこれを見て「私じゃないんか〜いっ!」って思っていたw
ただ、子供の頃から初詣の時は「世界が平和になりますように!」しか祈ってなかったのだから、ある意味父の洗脳すごいw

そして年齢を重ねるにつれ、私はずいぶん成長したけれども世界中は美しく平和になっているのだろうか、、、なってない。

世界を美しく平和にするためには『教育』が大切。


それしかないと言っても過言ではない。

地球に住む全ての人が、優しさや思いやりがきちんと持てる愛ある教育を受けられて、軍隊教育ではなく個性を伸ばしてあげられる教育が受けられるようになれば世の中変わっていくと信じたい。

学校が変わるのにはそれこそ時間がかかると思う。
よっぽどの行動力と実行力のある政治家が出てこない限りなかなか難しい。
でも家庭の単位なら今すぐにでも実行出来る!
先生が意識するのも今すぐ出来る!

みんなと違うってステキ!
いろんな人がいるって楽しい!
この人は困っていることないかな?
この人は今イヤな気持ちになっていないかな?

そんな風に思える人で溢れるといいな!と思う今日この頃。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?