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花粉症で目が痒い時にお勧めのおやつ

花粉症、数年前までは全く人ごとキーワードだったのに、最近、私や相方に続いて子どもたちまでどうやら花粉症になってしまったらしい。

中医学を学び始めるまで、花粉症になったらお終い!と思っていたけど中医学的にはそうではないらしい。

先日の中医薬膳学の授業で「花粉症はアレルギーだから、毎年出るという訳ではなく、体調の悪い年にでる。養生してれば症状はだんだんと軽くなっていく人もいるし、しなければ毎年悪化していく人もいる」と習った。

中医学で「気」と呼ばれるものがバリアを作って花粉から守ってくれる→この気を作りだす「脾」と呼ばれる消化を司る部分を元気にする。→気がちゃんと作られて花粉とちゃんと戦える。

つまり、脾(胃)の養生すれば、花粉症の症状をかなり抑えられるらしい。

最初は半信半疑だったけど、冬から胃を悪くして養生していた私は今年ほとんど花粉症の症状が出なかった!
目が痒くなった時に2,3回目薬を指しただけ。

どんな養生をしたかは以前の記事に詳しく書いてるけど、簡単に言うと胃に負担をかけない食事を徹底したこと。

自分に実践するのは出来るけど、子どもたちに徹底するのはなかなか難しく、花粉の時期の一月くらいからゆるく花粉症対策をしていたものの子どもたちは目の痒みが辛そう。

特に次男坊は飲み薬と目薬、点鼻薬もしているのに、夕方になると目が痒くて擦ってしまい充血する始末。

自分が中医学を学んでいるのに、不甲斐無く思って悲しくなる。

因みに花粉症のタイプには色んなタイプがあって、よく言われるのは「熱タイプ」と「冷えタイプ」があって、次男坊は目の痒み&鼻詰まりの熱タイプ。

勉強したことをもとに何とか花粉症の症状が軽くならないか考えながらご飯を作る。

⚪︎ごぼうのきんぴら  
ごぼうは熱を取ってくれる微涼食材&目の栄養を作ってくれる平性の人参

⚪︎ミントティー
涼性で、鼻詰まり、目の充血にもいい
春でストレスもありそうな次男坊にこの時期ぴったりの食材

⚪︎ネットで買った菊の花とケツメイシ、クコのみゴボウなどのお茶→子どもにはあまり人気のない味で麦茶とハトムギのお茶に混ぜて飲ませた。

基本的に辛いもの、油っこいものなどを食べないように。
他にも良さそうな食材はあるけれど、子どもが美味しく食べてくれるかが大きな問題。


色々試してみたけど、なかなか目の痒みは治らず、小児科に行ったら「これ以上痒いとステロイド入りの目薬しかないね…」と。

う〜ん、困った…と思っているとふと私の母が飲んでいる「桑の葉茶パウダー」なるものに気がついた。

桑の葉?これ花粉症の目の痒みに効くんじゃない?

中薬楽の参考書を開くと
「桑葉」
性味/苦・甘、寒、
帰経/肺・肝
疏散風熱/明目 熱を取って、風熱肝火による目の充血など取ってくれる。

中医臨床のための中薬学

おー、花粉症からくる目の痒みに良さそう!

お茶にするのはなんだから、なにかお菓子に出来ないかな?
と思いついたのがきな粉と蜂蜜と混ぜて桑の葉入りきな粉棒にすること!

これが、子どもたちに大人気!!

桑の葉をパウダーにしたもの。
抹茶みたいな味🍵で美味しい
きな粉、桑の葉パウダー、蜂蜜を混ぜるだけ!
ひとまとめにしたら
冷蔵庫で固めてお好きな形にカット
爪楊枝などで顔を描いても楽しい!

そして、驚くことにこれを食べ始めてからピタッと目の痒みが落ち着いた。

いやいやいや、そんなに効果あるか?と半信半疑ながらも子どもたちが欲しがるので毎日おやつに出してるんだけど、今のところ目の痒みは出てない。

桑の葉は一応、生薬にもなってるくらいだからなぁ。

もちろん、桑の葉だけでなく早く寝るとか、目を使い過ぎないとか、毎日の食事を気を付けるだとか総合的に効果が出始めたタイミングなのかもしれない。

中薬学の授業で先生が言ってたけど、人によって効く効かないがかなりあるらしい。
それは量とか、粉にして食べる、お茶にして飲む、どれがその人にとってピタッとハマるか人によると。

我が家の子どもたちの目の痒みには桑の葉のパウダーがピタッとハマったのかしら。

信じられない気持ちで、数日たってから中薬学の参考書をまた開いてみると「蒸したり蜜炙すると明目に働く」と書いてあった。

この「蜜炙」というのはハチミツで煎るという意味。
つまり蜂蜜で煎ると目に効きますよ、という意味。
煎ってはいないけど、ハチミツと練ってるから更に目に効くようになってたのかも。

次男坊は血も足りなそうだったので、さらに黒胡麻入りを作ったらこれも美味!

黒ゴマの食感も楽しい!

因みにきな粉と蜂蜜も気を補ってくれる食材。

簡単だし、子どもたちに大人気だし、もし目の痒みで困っている方がいたら試してみるのもありかと!

桑葉は寒性で冷やすので、冷え性の私は食べる量に気をつけてる。
胃腸の調子を崩している相方が食べたら、そのあと胃が調子悪くなったとも言っていたので、食べる量は少しずつからの方が無難かもしれない。

因みに母が飲んでいた桑の葉茶パウダーは地元産なのだけど、ネットでも販売してる。⇓ 
桑の葉は花粉症の目のかゆみだけでなく、現代栄養学的にも糖尿病の予防効果、高血圧抑制、血中脂質抑制、便通改善など年を重ねると嬉しい効果がたくさんある。


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