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育児のコンセプト

尊敬している人のブログを読んでいたら「育児のコンセプト」という言葉が出てきて、あぁ、そうか、仕事が出来る人ってやっぱり育児の視点も違うんだなって思った。

親になって10年。育児のコンセプトって考えたこともなかった。

でも、夫婦間で一貫して大切にしているポイントはいくつかある。

・夫婦間の意見の違いで子どもを混乱させないこと。例えば、今日は30分遅くベッドに入りたいと子どもが言った時、NOと思っても、夫がYESとすでに伝えていたら私はNOとは言わない。(なんて答えようか迷うような時は一旦、保留にして夫婦で決めてから返事をする)

・クリエイティブなことにはお金も時間も費やす。例えば、我が家は絵の具でも画用紙でもガムテープでもじゃんじゃん使いたい放題。それは無駄遣いでしょ~って思うような使い方でも余計なことは言わない。そして一緒にできるときは一緒にやる。

・息子とだけ、娘とだけ、という「子ひとり+親」という状況を意識してつくる。二人一緒だとどうしても兄と妹という視点でものごとを見がちになるのでその子だけと過ごす時間を大事にしてる。自分だけの時間って子どもはすごく喜ぶけど、ちょっと経つと「おにいちゃんは・・・」とか「妹は・・・」って言いだすからかわいい。例えば、息子と私の二人旅行をすれば彼は絶対に妹におみやげを買う。

・日常で「I love you」と伝えること。あなたはあなたのままで素晴らしい、愛されている存在だということを言葉や態度にして伝えている。

・叱るときにその子の存在を否定するようなことは絶対に言わない。叱るってことは子どもが何かしたときだけど、その行動や状況、その時の判断について叱ることはあっても、その子自身を叱ることはしない。状況や本人の想い次第では叱るという選択肢をしないこともある。例えば、息子が家出をしたときは心配したという事実は懇々と伝えたけれど叱りはしなかった。

我が子にどんなオトナになってほしいのかって思ったときに、とにかく「あなたは愛されている存在である」という自覚のある人になってほしいと思ってる。人間なので間違った判断をすることもあると思う、私だって日々そうやって生きている、でも、どんなに間違ったことをしても、子どもたちの存在を否定する理由にはならなくて、私と夫が彼らを愛してやまないという事実には変わらないから。

子どもたちのために何ができるのか、大それたことは出来ないと思うけど、日々、とにかくあなたを愛しているよって伝えたい。子どもたちが自分のことを「愛される価値のある存在だ」って思えていたら我が夫婦の育児は上手く行ってるんだと思う。

Do you know we love you? (マミィとダディは君のことが大好きだって知ってる?)っていう問いに自信をもって「Yes.」と答えられるように日々を過ごしていきたい。


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