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人生に「サンクコスト」は無い

「あのとき、あ~していれば…」
「もっと上手にできたはず」
「やり直せるなら、あの頃に戻りたい」

歳を重ねるにつれ、成長する後悔のタネ。

わたしも
「あのとき、別の選択肢を選んでいれば
 違った結果になったのでは」と
ふと考え込みときもあります。

でも、後悔して先に進めないことより、
過去の経験から「今をどうすべきか」に
焦点を置くことが重要だと思うんです。

そう、人生に
”サンクコスト”はありません。


✔サンクコストとは

いきなり、経済学用語を使ってしまい
申し訳ありません。

「サンクコスト」とは、
すでに投資した事業から
失敗、撤退したあとで
回収できないコストを指します。

別名、”埋没費用”ともいいます。

ほかで例えると…

・ギャンブルに使用したお金
・別れた彼女に渡したプレゼント
・いつ着るか分からないジャケット
・払い続けた家賃

など、生活の中にも取り戻せない費用を
「サンクコスト」と呼びます。


さて、サンクコストそのものは
人生経験を必要とする以上、
生まれてしまうもの。

無くすことは難しいでしょう。

問題なのは、
「サンクコスト」によって生まれる
”もったいない”と感じて、
ほかに影響が出てしまう
「サンクコスト効果」と呼ばれる現象です。

「サンクコスト」と呼ばれるものは、
取り返しのつかない、
さっさと諦めるべきもの。

そうした忘れるべきものをいつまでも
「まだ取り返せる」と考えるのが
”サンクコスト効果”です。

(ギャンブルではおなじみの思考ですね)



✔人生にサンクコストは
 無意味

タイトルにあるとおり、
人生において
「サンクコスト」はありません。

そして、「サンクコスト」を意識すれば
諦めるべきものを未練たらたらと
追いかけたくなる
”サンクコスト効果”を生み出します。

では、人生に
「サンクコストがない」ということは、
諦めるべきものをトコトン追いかけなさい
ということになるんですか?

半分は正解で、半分は間違っています。

そもそも…
人生において「サンクコスト」という
存在が必要ないと考えてください。

一時の出来事で物事の優越を判断するとき、
「サンクコスト」は
わたしたちの判断を鈍らせるでしょう。

ときには、間違った判断だったと
後々、後悔するかもしれません。

でも、人生の長いスパンで考えたとき、
そのときの判断すらも、
「すべてはあなたのかてになる」
ということです。



✔後悔しない人生

「あのときの判断が間違っていた」
と後悔するから
サンクコストになります。

埋没すべき費用になります。

「あのときの判断で、いまの自分がある」
と考えれば、
それはサンクコストになりません。

「楽観的な考えだな~」と
思うかもしれません。

それでも、ふさぎ込んで
しゃがみ込むよりマシなのかなと思います。

後悔して前に進めないほうが、
わたしにとって大きな損失なのですから。

わたしのnote活動は、人生の糧です。

そんな…
”サンクコスト”といった経済学用語に
染まるような生易しい代物ではありません。

必要不可欠だからこそ、
続けたいと思えます。

そして、習慣の素晴らしさを
発信し続けたいと思っています。

ご共感いただけたら幸いです。

では、また。
失礼します。

サポートしていただければ、あなたの習慣活動を全力で応援します!!