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「好き」の重さ「愛してる」の軽さ

その昔。

あたし、「愛してる」は簡単に言うけど「好き」は簡単には言わないんだ

という友人がいた。

確かに顔を合わせれば去り際に「愛してる!」と言ってくれるあのこ。

風のように爽やかでコロコロと笑い

怒るときは心から叱ってくれる。

そんなあのこの「好き」を聞ける男は羨ましい。

あたしも「好き」の砦はけっこう堅くて。

ホントに好きな人にしか「好き」と言わないと決めている。

だからどんなに一緒にいて仲良くしてても

あたしが「好き」と言わないと「好き」じゃないんだ。

あたしとデートしてくれている男子達はあなたに向けて「好き」と言っていないあたしに疑問はもたないのかしら?(笑)

だからといって「愛してる」とも言っていない。

たまに行為中に感情が盛り上がって「っん…好き…」は漏れるけどもそれはその行為が「好き」なのであってあなたのことが好きなのではない(←ヒドイ)

「愛してる…」も相手に伝えたことはあるだろうか?思い出せないからないのかもしれない(笑)あっても片手の指でたりると思う。

というか覚えてないぐらい大事じゃないのかもしれない。

こんなあたしでも星空や夕焼けを見上げながら好きな人のことを思い出して一人で「…愛してる…」ってつぶやいている。

あたしのなかで「愛してる」は相手に伝えるものではないのかもしれない。

遠くから見守るような感覚。祈りのような。

「好き」はやっぱり言わなければ伝わらないと思っているので「好き」はちゃんと伝える。

けれどこれは「あなたが欲しい!!」という相手の心を刺して獲物を獲とくする武器のような使い方なのかもしれない。(刺さったかどうかは別として)

だから「好き」は最後の手段なんだ。

それでも堕ちない相手は堕ちないし。

出来るだけ側に近寄って

あなたの心臓めがけて繰り出す。

「能ある鷹は爪を隠す」とはまた少しニュアンスが違うかもしれないが、それだけあたしの武器としての「好き」滅多には出てこない。

それだけあなたの心が欲しいんだ。

そしてあなたがあなたでいられるように。

あなたらしくいられるように。

いつでも願いを込めて「愛してる…」はあるのかもしれない。空に向けてふわっと羽を手のひらから風にのせるような

タンポポの綿毛をふうって吹くようなそんな

「愛してる」

届かないかもしれない

けどそんな想いでもいいのかもしれない。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。



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