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天才はあきらめた 山里亮太

私はやまちゃんが好きだ!
って初めて強く思った。

この本を読むまで、やまちゃんは「負」のオーラを持っているキャラ濃い芸人と認識していた。
その印象は今も変わらないが、変わったのは、とてつもなく努力の人だということがわかった。
本当の本当にど根性魂を持っている人だ。

本を読みながら、何度目頭が熱くなったか。
売れるために、有名になるために、ひたむきに、ネタ帳を書き、色んな人の言葉を書き綴り、悪い言葉もいい言葉も全てエネルギーにして、今のやまちゃんがある。

今のやまちゃんはコメントしてもピカイチ、天の声を務めても安定感があり、芸人の中で自分のポジションを確立している。
それは、自分をよく知っているからだと思う。

私は、山ちゃんがヒーローアカデミアのエンデヴァーに似ていると思った。
エンデヴァーは、国民の英雄オールマイトが、その強さにその象徴に、誰も一位を狙わず賞賛している中、そのポジションに自分もなれるよう、
悔しさをバネに一個ずつ小石を積み上げたキャラクターだ。
「有名になりたい」「コンテストで優勝したい」と言っている人がいたとしても、それを実行できている人は少ない。
実行へのエネルギーは、言葉を発した時点で発散できているからだ。
山ちゃんは、実行力がすごい。自分の気持ちや言葉への執着が強い。
だからこそ、人を笑わせたい、有名になりたい、優勝したいという目標や目的を果たすためにひたむきに努力ができる。

蒼井優さんと結婚できた山ちゃん。
結婚会見の時は、山ちゃんを知らなかったので、「わー夢あるなあ」とだけしか思っていなかったが、今は思う。「山ちゃん、頑張って本当に良かったね」って。(どこから目線だよとは思いますが)

人生でこれ!って思ったことに全力を注げる人生でありたいと、
山ちゃんの本を読んで強く山ちゃんの人生を羨ましく思った。

⚪︎下記、本の引用です。
・どんな仕事も全て全力、あって当たり前なんてものはない。
一つ一つの打席の差なんかを考えて行動するなんてのは、おこがましいことであるということ。

・何か一つ自信が持てるものさえあれば、他のマイナスの要素をプラスに展示させることができる。だからその自信を持てる一つを作るためにひたすらに頑張った方がいい。

・駄目な時に駄目を悔いるだけで終わるか、それを武器に転化させる行動にどれだけ早く移せるか。

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