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ぬりかべ

突然前に進めなくなる時、それはぬりかべが前に立ちはだかっているのだ。
出現場所は、夜の海岸や人気のない道、森の中など・・・。
にぎやかで明るい場所には現れない。
・・・で、それ以上の悪さはしない。
しばらくすると、前に進めるようになる。

水木氏は普通白いぬりかべを描いてるが、黒いぬりかべに実際出逢ったことが
あるそうだ。
考えると人気の無い暗い場所に現れるのだから、<黒>の方が都合いいような
気がする。
ぬりかべには一つ目と二つ目バージョンがあり、大きさを自由に変えることも
できるそうだ。
いつも巨大化していたら動きにくいから小さくなる事も出来なければ色々と不都合も
あるんだろう・・・。

鬼太郎に出てくるぬりかべは<気は優しくて力持ち>っていう感じの妖怪だ。
体は大きいのに個性的な鬼太郎の仲間たちの中ではイマイチ影が薄いかな?
<癒し系キャラ>?

今の日本では人が住んでいる所で真っ暗!・・・という場所はないようなきがする。
真の闇を体験したければ山奥とか全く人の行かない場所に行くしかないだろう。
今、ぬりかべに会いたいと思ったらなかなか大変だ。
昔の日本だと夜は街灯もなく真っ暗だったんだろうな~。
だから、ぬりかべも時々出てきた?

香川県にある善通寺には<真の闇>を体験出来る場所がある。
壁に手を当てて恐る恐る前に進むのだが、これが結構怖い。
床は平坦だし、障害物もないのは分かっているのだがサッサと歩くことが出来ない。
ああいう暗闇にぬりかべが出てくるんだろうな~。

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