見出し画像

桜の花、舞い上がる道を/エレファントカシマシ

今年も桜が開花し始めましたね。

桜の歌というとたくさんありますが、私はこちらが好きです。




エレカシが大好きで、好きな曲は当然たくさんあるのですが、一番は?と聞かれるとパッと思いつくのはこの曲です。初めてLiveに行ってこの曲を聴いたときに、感動のあまり涙が止まりませんでした。歌詞、曲、演奏、歌唱、どれをとっても素晴らしい。そしてLiveでの、大量の桜の花が舞う演出も、うっとりするほど美しい。なので、気になった方は是非Live映像も観てほしい...。


歌詞も美しいのです。好きな部分を抜粋。


桜の花、舞い上がる道をおまえと歩いて行く
輝く時は今 遠回りしてた昨日を越えて
桜の花、舞い上がる道を
でも例えりゃあ人生は花さ 思い出は散りゆき
ああ 俺が再び咲かせよう
明日輝くために息も切らさず走り抜けた
過去を 未来を 自分を 遠回りしてた昨日を越えて
桜の花、舞い上がる道を
取り敢えず行くしかなさそうだ 上り下りの道
ああ 信じて転がるエブリデイ
見ろよ 大いなる花
街は昨日よりも鮮やか
確かに感じる 明日は来る さあ今おまえと行く
桜の花、舞い上がる道を
夢や幻じゃない くすぶる胸の想い笑い飛ばせ桜花
桜の花、舞い上がる道をおまえと歩いて行く
輝く時は今 そして胸をはって生きていこう
桜の花、舞い上がる道を


注目したいのは、桜の花が「舞い散る」のではなく「舞い上がる」という切り取り方。散る歌はたくさんあるけれど、あまりないですよね、舞い上がるって。

見頃も終盤になると、道にたくさんの花弁が落ちているのをよく見かけます。そこに風が吹いたり車が通ったりすると、ぶわっと舞い上がって、花吹雪気になってそれはそれでとても綺麗です。

花は散って終わりではなく、散った後にも美しくいさせてくれる。この宮本さんの感性が好きです。全体として桜の繊細さと前向きな力強さが共存していて、宮本さんぽいなあと思います。


出だしの「さくーらの〜」という宮本さんの凄みのある歌声には毎回やられてしまう。


桜の歌でこんなにも『やってやるぞ感』がある歌は他にはないですね。すごい融合だし、すごい発見だと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?