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長く愛され、存在し続ける事業になるために|ふるさと開拓サービス「flato」への資金調達とその裏側

ふるさと開拓サービス「flato(ふらっと)」を中心に、地方移住支援プラットフォームを展開する株式会社FromTo (本社:東京都新宿区、代表取締役:宮城 浩) は、ライフタイムベンチャーズ、長尾卓(プロコミットパートナーズ法律事務所)、および既存投資家からプレシードラウンドの資金調達が完了したことをご報告します。

そこで今回のnoteでは、資金調達におけるリアルや実施した背景、また今後の展開について綴ろうと思います。

資金調達をした背景

現在、ふるさと開拓サービス「flato(ふらっと)」をはじめ、FromToでは地方移住支援プラットフォームを展開しています。

コロナ前は、メディアで「移住失敗」を取り上げることが多かったのに対し、コロナ後に状況は一変。最近では「地方移住がトレンド」だと報じられています。

そうしたトレンドが進む反面、「移住失敗」ケースが増えている現状から「やはり地方移住はハードル高い!」という壁が生まれています。私たちは、そうした壁を壊すサービスを目指しています。

2020年は静岡県浜松市に、私(代表:宮城)自ら移住して仮説検証し、ようやく課題解決型サービスについて言語化できてきました。

そこでこの度、さらなるソリューション開発と新たなチーム体制強化、またハンズオン支援でより強固な体制にしたいために、資金調達の実施を決意しました。

●新規投資引受先とコメント

<ライフタイムベンチャーズ 木村 亮介 氏>

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COVID-19は多くの産業やそこで働く人に甚大なダメージを与えた一方で、結果的に日本社会が経験したことがない速度と広がりでもってリモートを基調とするデジタルワーキングスタイルを普及させました。私自身地方出身のシードVCとして、日本社会にとってDXの本質は、地方にいても大都市並みに仕事ができ、収入が得られ、教育や医療の制約も受けずに楽しく暮らせる「デジタル田園都市国家」の実現にあると強く感じています。
FromTo、そして宮城さんが目指す世界観は、まさに2030年以降の日本社会そのものです。長く愛され、存在し続ける事業の創出に向けて、微力ながら死力を尽くして支援いたします。

URL:https://lifetime-ventures.com/

<プロコミットパートナーズ法律事務所 代表弁護士 長尾卓 氏>

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FromToさんは、地方創生や働く場所など、これからの日本社会で検討が避けられない課題を取り扱っており、代表の宮城さんであれば、きっとこれらの課題を解決してくれるのではないかと考え、投資を決めました。
コロナ禍を経た日本においては様々な価値観の変化が予想されます。将来の日本がどうなるか不安を抱えてる人も多いのではないかと思いますが、その中で、同社のサービスは、様々な人が、物質的にも精神的にも豊かな生活を送ることができるようにするための一助となるものではないかと考えております。私自身もエンジェルとしてできる限りのサポートができればと考えております。

URL:https://pcpl.jp/

資金調達のリアル、難航

資金調達に動いたのは2020年10月から。
率直にいうと、非常に難航しました。地方関連サービスはトレンドではあるものの、そう簡単にはいきませんでした。
(なので、地方関連サービスの調達できたスタートアップの皆さんは尊敬です!Local × TECH の集まりとか作りたい…!)

他領域での調達も厳しいとは思いますが、実際に私自信が動いていて感じた印象は以下です。
・既に大手企業が行政とタッグを組んでいるケースが多く、新たな地方関連サービスの切り口が見つけづらそう

・行政がターゲットの場合、売上が入るのが遅いためキャシュフローが悪い

・NPO法人に見えてしまうことも多く、スタートアップは相性が合わなそう



2019年後期から取り組んでて、この点は痛感してます^^;
しかし、同時に今まで地方移住のサービスがうまく行っていないのは、以下の原因によるものだと感じました。

・肝心の移住検討者のニーズを置いてけぼりに、”地域の魅力をいかにアプローチするべきか?”へばかり注力されている

・行政から納品物を求められるが故に、新しいメディアやサイトが散乱する

・そもそも地方創生文脈が邪魔。移住検討者の誰しもが”地域のために”と思っているわけではいないのに、そこに対する情報やアプローチが多い


上記課題は未だ解決できておらず、ここ対する突破口を創るべく「flato(ふらっと)」の構想に至りました。しかし、このラウンドでの調達は売上も全くない状態だったので困難極まりない状態でした。

そんな中でも親身に壁打ちに付き合い、相談のってくれたK社のMさん、I社のSさん、ありがとうございました。いつかnoteで紹介させてください。

ライフタイムベンチャーズの理念に共感し猛アタック

ある日、私と同じように浜松へ移住し、「flato(ふらっと)」を推してくれてたユーザーのTさんからライフタイムベンチャーズの木村さんを紹介してくれました。
(いま思えば、Tさんがいい紹介してくれたんだなぁ。。。ありがたい!)

ライフタイムベンチャーズの理念
―長く愛され、存在し続ける事業の創出―

ライフタイムベンチャーズのHPにある、この言葉に惹かれました。


いま「地方移住」はトレンドですが、一方でライフスタイルはトレンドに関わらずずっと続くもの。弊社も移住を考える際には真っ先に使われるサービスでありたい。
そう考えた時、「この人に入って欲しい!」そう思いました。

これは、ライフタイムベンチャーズの申し込みフォーム。
結構ボリューミーで、めちゃくちゃ考えて申し込んだ記憶があります。

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領域が難しいことも踏まえ色々と話し理解してもらい、その上で弊社が抱える課題についてもアドバイスしてくれたり、共同創業者に近い感じで接してくれたのもあり2回目で「この人に出資してもらいたい!」と思い、3回目の面談で出資を提案。無事、引き受けていただけました。

もう一人、出資頂いたのは、弁護士の長尾先生。
地方移住に関するサービスでは、色々とリスクが発生しそうだったため、守りを固めたかったということもあり長尾先生を巻き込みたかったんです。

長尾先生は、私がずっと会員で入ってるStartPassで出会いました。
(駆け出しスタートアップの起業家はマジでおすすめです!!)
弁護士は話しづらいイメージがありましたが、長尾先生のおかげでガラリとイメージが変わりました。笑

ライフタイムベンチャーズの木村さんとも、前職で関わっていたとのことから連携がものすごく早い!!これから拡大するために、”守りが重要”と考えていたため、両名が株主に加わることで不安が和らぎました。


また、ハンズオン支援を一番重要視していたので、いま現在も週次でハンズオンしてくれて大変感謝しています。

flatoの今後の展開

資金調達を実施し、今後は2020年中に得られた仮説検証結果を元にサービスを改良します。今年はより存在感を出していきます!

そしてこの度、私が移住した静岡県浜松市に支店も登記しました。
浜松では行政との協力を経て、実証実験を重ねていこうと思っています。

実は、我々が見ているのは地方移住施策に係る予算です。
地方創生、観光施策、企業誘致、様々な文脈から予算が使われてます。
でも深ぼって見ると、PRは毎年リニューアルするも同じような自然や暮らしがテーマのPR動画や、新サイトとして立ち上げられるサイトやブログ。これって正直、1つのものを充実させていく方がいいのでは?と普通思いますが、できていない!毎年同じ施策をしているから今年も、、、と滞ってる予算がどの市もあると思いませんか?

この予算に切り込むのは単純に実績です。でも、この領域で実績が評価されたら弊社サービスは一気に広がると見ています。
今の地方移住施策に風穴を開けるようなサービスを構築し、各自治体からも注目を集めるようなサービスへ展開していく予定です。

そのためには共感してくれる仲間が必要。
ぜひ、お応援頂けると嬉しいです!

FromToでCOO候補として一緒に働く仲間を募集!

こんな私たちの考えに共感してくれた方は、ぜひご連絡、ご応募ください。
あなたからのご応募をお待ちしております!

現在、会社はフルリモート体制ですが、今回の募集は私と静岡県浜松市で伴走できる人を募集しています。

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