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#29 3年目にして初勝利

「そのバッターを抑えることだけに集中して投げました」

井口和朋投手に勝ちがついたのは、2018年の入団3年目でした。大卒で即戦力として入団し1年目から37試合に登板、2年目も先発なども経験しながら17試合に登板し、そして2018年の16試合目。ソフトバンク戦で逆転のピンチの場面で打者内川に対して好投し勝ち投手に。

「勝ち投手」と言っても、タイミングや運もあると解説さんも言っていましたが、そういうものに左右されながらも戦わなければいけない野球選手ってすごいなと単純に思ったりもします。

最初のシーズン、37試合に登板と書きましたが、開幕一軍スタートを勝ち取るも6月に入ってから徐々に大量失点を取られてしまうような試合が続き、登録抹消。2軍施設の鎌ヶ谷の寮のソファで試合を見ていたらしく、しかもそのタイミングでチームはあの12連勝という記録を作った時。「何やってるんだろうな」と思いながら練習をしていた。と、インタビューに答えていたことがありました。自分が抜けてから常勝だなんて、辛すぎるし私だったら絶対に落ち込みすぎて這い上がれないです…

「3年目で初勝利ってことは、それまで大した仕事して来てなかったってことなんで、今日も何したってことではないんですけど、こうやって買った試合で投げれたってことがほんとによかったと思っています」

井口投手は、インタビューなどでよく「貢献したい」という単語をいう人だなと思ってました。この日のお立ち台でも。それは2016年シーズンの経験がその発言の元になっているんだろうなというのが伝わってくる言葉だと思います。

同じく2016年に悔しい思いをしている投手(背番号15)もいます。しかも同学年。今年はこの二人に奮起してもらい、優勝まで引っ張って言ってほしいです。


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