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#19 ようやく来た同級生。

私はこれからこの人の一挙手一投足を追うのかもしれない。

背番号19、金子弌大。同じ年の選手がいなかったファイターズに突如現れた同級生。ファイターズはよく抑えられていたという話を聞くけど、正直あまりイメージがなかった。多分、一番活躍していたシーズンには私が野球を見ていなかったということなんだけど・・・。金子投手が来るとわかってからの地元のスポーツ番組で流れる金子投手の映像は、バシバシ抑えられているシーンばかりで「あぁ、これか」ってふんわり思い出したくらい。そんなことよりも、私と同じ年の選手がファイターズにもいるということがすごく嬉しくて、よくわかっていないけど応援する!って決めただけ。それ以上でもそれ以下でもなくて、ただただ応援し続けようって決めただけ。だって、まだ何も始まっていなかったし、まだ何も見ていなかったから。

「もう僕の時代は終わってもいいのかなと思います」

金子投手の過去のインタビュー記事を見たり、仲の良い田中大貴さんのインスタで金子投手のオフシーズンを知ったりしていたけど、この記事の言葉にはドキッとした。そう思う選手なんだなって。それと合わせて、そういうことを感じる年齢がこの年齢なのかということも。35歳といえば?というのが正直あまりイメージはつかない。普通の会社だとどんな立ち位置なんだろう?私も会社員だけど、ちょっと変わった環境な気もするのでなんともいえない。でも、少なくとも「ここにいる限り変わらない」というようなことも考えたのかなぁ。なんて、勝手に思ってる。私が、「ここにいる限り変わらない」とか思って転職活動をするのと似ている気がした。(もちろんそんなことと同じなわけはないんだけど)そこにいてもいいんだけど、変わることをどこかで求めている。だから金子投手も首脳陣に直談判して「先発だけじゃなくて中継ぎも。そこでもやる。」という話をしたというのも頷ける。

とにかく、とにかく。やっぱり同じ年がファイターズにいるのは嬉しくて。同じ時代を生きてきた野球選手はどんなことがあっても応援し続けたい。

札幌ドームでのオープン戦で投げる姿は、そのボールを見て「うわぁ!」ってスマホ画面越しに声が出た。ありゃ打てないよ。栗山監督が「死ぬほど欲しかった」って言っちゃいます。取れなかったら監督死んじゃってたのかって思うと、金子投手きてくれてよかった。ちーさま、ありがとう。


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