NICO Touches the Walls 〜HUMANIA以降オススメソング〜

自分の中でおそらくBUMP OF CHICKENの次に好きで、ライブにも行きまくったバンドNICOTouches the Walls。

2019年に突然のまさかの活動終了してしまって、
もう新曲も聴く事は出来ないし、ライブにも行けない。(何の前触れもなく突然の再結成して欲しいと密かに願ってはいるけどね。)
でも、
今もかなりの頻度で日常的に普通に聴いている。

そんなNICO Touches the Wallsの「Passenger」以降「HUMANIA」からのオススメの曲を記事にして欲しいといつもSNS上で仲良くして頂いてる方から、まさかのリクエストを頂いたので、書いてみることにします。

でもね。
これがもう好き過ぎてオススメ曲を選ぶのはかなり難しい。。。

いや、もうぶっちゃけ全部良い!


でも、それだと意味がないので、「Passenger」以降のアルバム「HUMANIA」からラストアルバム「QUIZMASTER」まで各アルバムから特にお薦めしたい曲3曲づつ選曲してみました。
この記事を書くに辺り、振り返ってアルバムを全部改めて聴いてみました。
アルバムの個人的なレビューと自分の個人的な思い出話なんかも含めて書いてみました。



HUMANIA編 お薦めソング
・バイシクル
・恋をしよう
・demon(is there?)

実は自分がNICOの存在を知ったのは2011年のこのアルバムの時期。

家で暇潰しがてら、Youtubeを観ていておすすめ動画に「かけら-総ての想いたちへ-」のPVが出てきて観たのが始まりでした。「かけら」は2ndアルバム「オーロラ」収録で今回の範囲より以前の曲なのですがこの曲で「NICO Touches the Walls」というロックバンドを知って曲を聴く事に沼にハマって行った感じです。
PVが向井理が演じている若い男が就職活動しているという内容で、当時大学3年で就活が控えていたのも関係あるかもしれない。

それが確か2011年で丁度、HUMANIAが発売されたタイミングだったと思います。
それから、ライブへ行ってみたくなり、初めて行ったライブが「Ground of HUMANIA at
幕張メッセイベントホール 2013.3.20」。(のちにDVD化された)
地元の友達と一緒に行ったのですが、開演に
ギリギリ間に合わず、1曲目の「Heim」を聞き逃し。2曲目の「衝突」始まったと同時に会場入りしたというまさかの遅刻も今は良い思い出です 笑。(幕張に行き慣れていなくて予想以上に遠かったのが理由)
この時に聴いた、「恋をしよう」がお洒落すぎて、ロックバンドにこんなお洒落な事ができるのかと!HUMANIAを初めて聴いた時から、「お洒落な曲だな。」とは思っていたのですが、ライブではそれを以上にお洒落で感動しました。どこか懐かしさがある感じもまた良い。
それと、アンコールラストに聴いた「demon(is there?)」これも凄かったです。
HUMANIAの最後に収録されているバラードで、このライブでも最後に演奏された曲。
この曲が終わって最後に光村さんが、「どんだけ神様に裏切られようとも自分の足で頑張って生きろ!」と叫んだのを聴いて「ああ。このバンドに最後まで着いて行こう。」と決心した。そして、時は流れて最後になってしまった2019年の「QUIZMASTER」のツアーのアンコールラストが、まさかの「demon(is there?)」でNICOのライブでラストに聴いた曲がこの曲になってしまった。(当時はまさかそうなるとは思ってなかったけど)
少し運命的な気がしました。

HUMANIA



Shout to the Walls編 お薦めソング
・夢1号
・アルペジオ
・ランナー
・Mr.ECHO

この時期、1番NICOのライブに行きまくっていた時期だった気がします。
2012年のALGORHYTMIQUEツアー、2012年のイイニコの日、2013年のアルバムShout to the Wallsを引っ提げたホールツアーのライブ、2013年のイイニコの日、2014年の対バンイベント「ニコタッチザウォールズノフェスト」、「カベニミミ」とか。とにかくライブする度にチケット取って行っていた気がします 笑。

そして、
2013年に出たアルバム「Shout to the Walls」。
改めて聴いてみたら、このアルバムの曲良い曲ばっかりで3曲選曲するのかなり大変でした!!(3曲に絞れず4曲になってしまいました 笑。「ランナー」が良過ぎた為。)
収録されている曲がそれぞれ主張が強くて、濃いなぁー。と!
そこがまたいいところで、NICOらしさ満載のアルバムです。(どのアルバムもNICOらしいのですがこのアルバムはよりね)
自分が中でもよく聴く3曲を選んでみました。
あえて、選曲しなかった代表曲の「夏の大三角形」はこれからの時期(夏)めっちゃお薦めなので是非聴いて欲しい!爽やかでNICOの中でも聴きやすい部類に入ると思う。

アルバムの「Mr.ECHO」の1つ前に「(who)」という自然の音(?)が入ったトラックが収録されてるのですが、これが良い仕事していて、これが入ってる故に「Mr.ECHO」がより入ってくる気がします。

余談ですがこの時期の光村さんの髪型(サラサラのアシメのマッシュヘア)がスタイリッシュでカッコいいです 笑。ロックスターっぽいです。

Shout to the Walls!



「勇気も愛もないなんて」 お薦めソング
・TOKYO Dreamer
・ウソツキ
・勇気も愛もないなんて

この時期は、初めてNICOの武道館でのライブを観ました。収録曲「渦と渦」がリリースされたタイミングで「東の渦」のライブ。
40分くらい演奏し続けるミステリーゾーン(カラオケでいうメドレーみたいな感じ)どんどん演奏している曲が変わっていったのが圧巻でした。しかも、動機なしの人力でやり抜く精神力、演奏力に感動でした。。。!(しかし、3年後にこれのさらに進化版を観るというね。。。)
アンコールラストに演奏された、光村さんの弾き語り「ウソツキ」がまた素晴らしかったです。
このアルバムの「ウソツキ」からの「TOKYO Dreamer」→「渦と渦」→「ニワカ雨ニモ負ケズ」→「勇気も愛もないなんて」がライブ感あって凄く好きです!

勇気も愛もないなんて



後、
初めて地元の小さいライブハウス(長野 CLUB JUNKBOX)でNICOのライブを観たのもよく覚えてます。
セトリの中盤の「GUERNICA」(かなり初期の「Broken Youth」のカップリングで8分くらいある凄い曲)を演奏してる時に、非常ベルが鳴って演奏ストップした事件。曲が曲だけに演出かと思いました。非常ベルなっても違和感なし 笑!
ライブ止まってる間もすぐにアコギに持ち替えて弾き語りで繋いでくれようとした事も演奏が止まったところからきっちり演奏再開するところにプロを感じたライブでした。



ラストアルバムになったQUIZMASTERの前に出た2枚のEPも紹介。


「OYSTER 」 お薦め曲
・Funny side up!
・Ginger lily

まず、OYSTER。
このアルバムが発売された頃は、NICOがイイニコの日に初めてフェスを開催した時期ですね。特に「Ginger lily」は名曲で、この時のフェスの映像で作られてるPVも激アツです。
「Funny side up!」もライブの定番曲になりつつありました!本編のラスト3曲目とかによく演奏されていたイメージです。

最近雨上がりの街歩いてる時にたまたま聴いていて、、、めっちゃ合う!!と感じました!

OYSTER



後、
この時期に発売されたシングル「ストラト」を初めて行ったジャパンジャム で聴いて鳥肌立ちました!!
野外フェスのあの感じとか風が少し吹いてる感じとか、アコギのストロークスの感じとか、いろいろ完璧にマッチしていて、感動的だった。。。!映え過ぎてました。

ストラト



「TWISTER」お薦め曲
・VIBRO VULNFICUS
・来世で逢いましょう

このEPに収録されている「VIBRO VULNFICUS」のちょっと癖強くてぶっ飛んだ感じが新しいNICO感ありました。
正直、初めて聴いた時は「。。??」って感じだったのですが、何回も聴いてるうちに好きになりました!
この時期は確か自分の誕生日(2018年6月9日)に広島まで、ライブ観に行きました!アンコールで本編の曲のリクエストに答えて、リクエストされた曲をもう一度演奏するという事をやっていました 笑。(アンコールとは本来そういう意味だからだそう 笑)
広島では、「アボカド」と「Ginger lily」を2回聴けて幸せでした!
広島良いところでした。
また是非行きたい!

TWISTER

 

「QUIZMASTER」お薦め曲
・18?
・別腹?
・bless you?

ラストアルバムのQUIZMASTER。
一切、タイアップなしの全部新曲で「人生は謎だらけ」というテーマで作られたアルバム。
収録されている全ての曲に「?」が付いていて、こちらに何か問いかけているようにも思えます。当時発売された時、周りの流行りの音楽とは真逆な作風で音数も少なく派手さはないが逆にそこが良い!
少しメジャーデビュー前のインディーズの頃の楽曲と似ている雰囲気が漂っています。
アコースティック版と2枚組(前作のEP2枚もアコースティック版付き)になっていて、1枚で2度味わえるアルバムです。

QUIZMASTER



このアルバムを発売して、このツアーが終わって数ヶ月後にまさかの「NICO Touches the Wallsの活動終了。」
2019年6月8日 東京ドームシティーホールでのライブが自分の中でラストライブになってしまいました。

この日のアンコールで演奏された、「demon(is there?)」が最後にライブで聴いた曲になってしまった。

突然の解散、活動終了はショックというより、衝撃的でした。
その知らせを聞いた時、当時フリーターで登録制のコンサートスタッフのアルバイトを今は無きZeppTokyoでしていた時でした。

この日のZeppTokyoは、「go!go!vanilas」のライブでその休憩時間にスマホを観て知りました。

何が起こっているのか全然わからなかった。
「えっ???」って感じでした。

そんな中、バニラズのリハの時間に、入り口付近でフライヤーの封入作業をしていて、リハの音聴きながら作業していたのですが、バニラズのギターの方が「THE BUNGY」のあのリフを一瞬弾いたのを聞き逃さなかった。(NICOのギターの古村さんとバニラズのギターの人が仲良かったから?)

余計に泣きそうになってしまった。。。
涙腺が緩んだね。

ずっと上の空で作業していた、コンサートスタッフのバイトが終わり、
そのまま1人お台場海浜公園で海を眺めながら、終電ギリギリまで缶ビール飲んで感傷に浸っていた。

あれから、4年近く経つけど。
NICO Touches the Wallsは
まだ全然聴いてるし、ギターでも全然コピーしてみたりしてる。(NICOのリードギターはなかなか難しい。。)

光村さんが新しく始めたバンド「ZION」よりも聴いてる。(ZIONも素晴らしいけどね。今年のラブシャ観に行くか迷う。)

きっとこれからも死ぬまでNICOの事は残り続けるんじゃないかな。と思います。
聴き続けるんじゃないかなと思います。


今も書きながら、満員電車に揺られて「ストラト」聴いてます。

やっぱり「ストラト」、めっちゃくちゃ好きだな。
後、「demon(is there?)」も初めて行ったライブと最後のライブのラスト1曲だった事もあって思い出深いです。




追記
書いていて予想以上に長文になり過ぎてしまった。(当時の思い出話を書き過ぎたせいだね 笑)

最後まで読んで頂きありがとうございます。


今は活動終了してしまったバンド
「NICO Touches the  Walls」。

捻くれていて、癖が強い曲が多くて、わかりにくくて、音楽を聴かない普通の人からするとなかなか聴きやすいとは言えないとは思う。

でも、演奏技術が高くて、自分達にまっすぐで不器用でストイックなところに惹かれたんだと思う。

こんなにカッコいいバンドにはなかなか出会えないなーと思う。






さあ 何度もダメになったって
ゼロから始めるさ
正解はもう辞書になくたって
戦うだけなのさ

たかが 4つそこらの小さな言葉 
聞き逃してた小さな言葉
それを信じる



         ストラト / NICO Touches the Walls






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