見出し画像

近所の人と仲良くなれていない若者へ【後編】

自分たちの生活・今後の生活とコミュニティについて考え、行動した結果、「自治会バス旅行」にたどり着いた僕たち夫婦。

出発時間にかなりの余裕を持って到着したにもかかわらず、皆さんはすでにお揃いでした!
バスに乗り込むと、高齢sy・・・人生の先輩だらけ!

「私昭和9年よ〜!」
「あら、私昭和11年〜!」

さて、どんな旅行になるのでしょうか・・・!?!!


=========

プシュッ!!!

出発して10分後。
自治会長と添乗員さんからの”濃厚な”ご挨拶が終わり、

「はーい!それでは、飲み物を配りますね〜!」

そういえば朝起きてお茶とコーヒーを少し飲んだだけで喉がカラカラだったことを思い出しました。

”ちょうど良かった〜”

そう思っていると、・・・

「はい、ミヤケさんとこはビールね〜」

beer!

beer??

beer????

確か申し込みの際に飲み物を選ぶ項目があったことを思い出しました。

妻:「飲み物どうする?」
僕:「ビール!!」
妻:「まあ、休みだし、多分お昼ご飯の時に出されるよね〜いいよ〜!」

僕も妻もきっとビールはお昼ご飯の時だろうと思い込んでいました。

まさか朝8:30からとは・・・

しかも、参加者の半分以上がビールを希望していたようでした。
”みんな元気だなあ〜”

とはいえ、早朝8:30です。
近くのご婦人がビールをカバンに仕舞う姿を見て、”やっぱりな〜”と思ったその時・・・・

プシュッ!!
プシュッ!!
プシュッ!!
プシュッ!!
プシュッ!!
プシュッ!!
プシュッ!!

あぁ〜!!美味い!
あぁ〜!!美味い!
あぁ〜!!美味い!
あぁ〜!!美味い!
あぁ〜!!美味しいわね〜!
あぁ〜!!美味しいわね〜!
あぁ〜!!美味しいわね〜!
あぁ〜!!美味しいわね〜!


・・・・

あらま〜www

もう一度言っておくと、皆さん戦前戦後生まれの方々ばかりです。

半分近くが僕のじいちゃんばあちゃんよりも年上です。

元気すぎるだろ!!!w

試飲フルマックス!!

さて、皆さん30分もなくビールを飲み干し、上機嫌で最初の目的地に到着!

「アサヒビール工場」!!

※詳しくはこちら!

全国にあるアサヒビール工場の中で最大の「茨城工場」の見学に行ってきました!

こんな感じで工場内を見学。

ね?年齢層高そうでしょ?

皆さん興味津々に工場内を覗き込んだり、試食用の麦を食べたり。

さらに、見学中こんな声を掛けていただきました。

「ミヤケさん!カラオケする?しようよ!よろしくお願いします!」

あら〜w
僕何にも言ってないけどな〜w

そんな感じで皆さんとお話ししながら仲良く見学しました!

そして、皆さんお楽しみの「試飲」!!

20分間で一人3杯まで飲むことが出来ました。

”流石に皆さん、3杯も飲まないだろ〜w”
と思っていたら、およそ半数の方が2杯目に突入!
3杯目の方もチラホラいらっしゃいました。

こんなに飲んでこの後は大丈夫なのかしら・・・?

試食フルマックス!!

バスの中でお昼ご飯を食べた後、向かった先は、「ぶどう狩り」

皆さん、炎天下でも元気一杯でした。

”それにしても歩くの早い・・・”

そしてそして!

試食めっちゃ食うやん・・w

職員さんから「食べ終わった方からぶどう狩りをしてくださーい!」
というお声掛けも完全無視!
ひたすらぶどうを口に頬張っていました。

”さっき昼ごはん食べたばかりなのに・・・w”

もちろん僕も妻もたくさん頂きました!

さーて!

4房まで取っていいのですが、1房取るのも真剣です。

じーっと観察して、
「ああ、これは小さいや」

「あ!これだ!」

まるで子供のように(多分子供より元気w)、大事そうに収穫されていました。

最後までフルマックス!!

いよいよ自宅へ帰ります。
帰りの道中の2時間、カラオケをすることになりました。

”カラオケ・・・まさか・・・”

ビール工場での一言を思い出しました。

「ミヤケさん!カラオケする?しようよ!よろしくお願いします!」

その言葉通り。

「一番は若い人から!!」

若い人。

うん。

多分。

絶対。

僕だよね・・・w

歌いました。
結構本意気で歌いました。

サザンのTSUNAMIを歌いました。
(知ってる方もいらっしゃったので)

合いの手や手拍子など、大いに盛り上げていただきました。

僕に続くように予約曲が大量に入れられ、皆さん交代で歌われていました。

”どこにそんな体力があるんだろう・・・w”

休憩のSAでトイレに行くと、

「TSUNAMIだよね!良かったよ!」
「若い人に参加してもらえてありがたいです!」
「おじさんも昔同じ階に居たんだよ!お金貯めて上の階に来なよ!」
「おじさん24で結婚したんだ!え?あ!同じだね!また何かあったらいつでも言ってきなよ!」

皆さんが声を掛けてくれました。

最初は一人も知り合いがいなかったのに、もう皆んな友達になりました。

このnoteを書いている数分前にも、エレベーターで偶然一緒になり、旅行の話をしました。


1日のバス旅行も夕方には自宅まで帰ってきて、終了となりました。

皆さんの元気もあり、曇りだった地元の空には晴れ間が戻っていました。

陽も傾き、一日遊んで皆さん疲れただろうな〜
と思っていると、帰りのバスでもビールをバンバン飲んで、女性はチューハイを飲んで。

”一体この人たちはどんだけ体力あるんだ・・・”

家路に着く最後の最後まで皆さんの元気が途切れることはありませんでした。

==========

この旅行で感じたこと、学んだことは、わざわざ書かなくても感じていただけたのではと思います。

面倒なご近所づきあいも、「友達」になってしまえば、ストレスでもなんでもありません。


引っ越したばかり、同棲したばかり、結婚したばかり。

そんな若者は、すぐに「自治会バス旅行」に行きなさい!


可愛がってもらえるよ!



<終わり>




シニアの方々が、主体的に・楽しく生活し続けられるよう、頑張ります!少しでもご協力頂けると幸いです。