見出し画像

「ルーティン」は弱者の生存戦略に必須

僕の生活には「ルーティン」が多い。

多いとは思っていなかったが、あくまで周りにいる人と”比べたら”だが、多いみたい。

朝起きてから家を出るまでの動作はほぼ同じ。
何もない休日の動きもほとんど同じ。

僕の生活は「ルーティン」によって、”ギリギリで”支えられている。

おはようございます。

ミヤケです。

先日、「カバン君」と話していたことを思い出したので、書きます。
カバン君とは、僕のカバン持ちの青年のことです。
介護の現場で働いてもらっている傍ら、僕の様々な活動や業務のお手伝いをしてもらっています。
「カバン持ちですが、カバンを持ってもらったことはありません。」と言い続けてきましたが、先日、初めてカバンを持ってもらいました。
その日に限ってめちゃくちゃ重たかったので感謝しています。

さて、

なぜ「ルーティン」の話になったかというと、

カバン君の課題、悩み

の話を聞いていたからです。

・忘れ物が多い
・遅刻しがち(相当多い)
・報連相忘れがち

そんなカバン君の話を僕と同期で聞いていました。

カバン君は、自分の特性によって起きてしまうことに「ストレス」を感じていました。

そこで話したのが、

ミヤケが「ルーティン」に囲まれている理由

でした。

僕の生活にルーティンが多いことを、カバン君はさほど驚いていませんでした。
多分「最近のミヤケ」しか知らないからです。

でも、話を聞いていた同期やこの話をした他の人は少なからず驚いてくれました。

なぜなら、ミヤケは、
「行き当たりばったりのテキトー人間」だからです。

ミヤケの特徴は、

・忘れ物が多い
・遅刻しがち(相当多い)
・報連相忘れがち

そうです。

カバン君と同じなのです。

そして、こんなミヤケでも、ストレスを感じてしまうのです。

なぜ、こんなにも「ルーティン」を意識しているのかというと、

「大事なこと」を見落とさないため

です。

自分の苦手なことにはいつも注意しなければならないため、
・ストレスはかかるわ
・得意なことに全力になれないわ
で、疲弊していました。

そんな時に思いついたのが「ルーティン」でした。

具体的に何をやっているかというと、

・食べるものは同じ
・着るものは決まったサイクル
・朝目が覚めてから1時間半の動きが同じ
・同じ時間にメールやSNSをチェックする

など

もちろん、人とご飯に行ったり、飲みに行ったりするのは好きなので、それは変えていません。
しかし、「クリエイティブさ」を求められない行動や、自分だけのためにする行動を極力ルーティンにしています。

そうすることで、
・本当に自分がやりたいこと
・自分にしかできないこと
をより精度高くできるようになってきました。
慣れるまでに時間はかかりましたが。

「ルーティン」の思わぬ効果

カバン君に「ルーティン」を勧めるもう一つの理由は、

「ルーティン」が精神安定に使えると思ったからです。

僕がルーティンを導入してからどんなことが起きたのかをいうと、

・四六時中心がざわざわすることがなくなった
・できない自分を責めなくなった
・できる自分を思いっきり褒められるようになった

つまり、

「自分にとって興味のないこと」を”自動化”することで、

・一般的にみて自分ができていないことを気にする必要がなくなり
・自分にできることに集中できるようになった

ことです。

「ルーティン」は”信号待ち”

「ルーティン」という言葉が世の中一般的に知られるようになったのは、元メジャーリーガーの「イチロー選手」の影響ではないかと思います。

一日の予定を分単位で細かくこなし、食べるものや着るもの練習動作まで全て同じ。
当時同僚だった多くのメジャーリーガーが度肝を抜かれていました。

そしていつの頃からか「ルーティン」は、
・優秀な人
・プロフェッショナルな人
・エリートな人
が行う行為のような意味を内包するようになってきました。

しかし、僕は「ルーティン」の本質はそこではないと思っています。

ルーティンは、
「大事なものを見失わないため」に、
心を安心させること
が本質だと思います。

***

まっすぐ前を向いて道を歩いています。
疲れます。
いつ着くんだろう?と不安になります。

すると、交差点にやってきて、「信号待ち」をさせられます。

”急がないと!!”
と焦りますが、止まらなければなりません。

すると、僕たちはポケットからスマホを取り出し、行き先を再度確認します。

”あれ?このまままっすぐ歩くより、地下鉄に乗った方が早そう”
”バスに乗った方が早そう”
”あれ??道間違ってた!”

そこで、僕たちは、もう一度「自分が進む道」を認識します。

***

イチロー選手だって、
・シーズン200本安打の目前は緊張している
・精神的ストレスで胃潰瘍になる
・しょうもない記者の質問には厳しく対応する

イチロー選手だって、人間なんです。

弱い生き物なんです。

弱いからこそ、「ルーティン」が必要なんです。

「ルーティン」によって、長い人生のうちの、たったひととき。
「信号待ち」をしているんです。



弱い自分が、道を見失わないために。



<終わり>


Twitterやってます!



YouTubeチャンネルやってます!



シニア向けスマホのサポートやってます!


チームのあれこれはこちらのアーカイブから!



スマホ教室のノウハウ・日常を全て公開しています!



カバン君のアーカイブがこちらから!


シニアの方々が、主体的に・楽しく生活し続けられるよう、頑張ります!少しでもご協力頂けると幸いです。