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【本紹介♯83】認知症とは

認知症…一応まだ20代の自分にとってはまだまだはるか先の話だという認識が強いですが、だからといって自分がならなくても周囲はなるかもしれない。
これから先、超高齢社会になるのであれば、もっと身近に認知症の方々が増えるでしょう。
そんな方達とどう付き合っていけばいいのか、そんなことが学べる本と出会いました。

著者はずっと認知症に携わってきた医師の方。
自分が認知症になったことで、分かってきたことも合わせて書いてくれているというなかなか珍しい本かと。

なんとなく、認知症が発症するとどんどん幼児化していくというか…子供に戻っていくイメージがありました。
だから、お年寄りを子供扱いしたり叱ったりする風景を見ても違和感を覚えてませんでした。

でもこの本に書いてあることを読むと、その対応はあまりよろしくないことが分かります。
いくら忘れてしまうといっても、言われた瞬間はきちんと本人なのです。
自分が聞き分けの悪い子供みたいな扱いをされれば、誰だって傷つきます。
しかも、外出したときに家に鍵をかけたっけ?みたいな漠然とした不安を抱えていなければならない。
これってなかなかつらいですよね…

こんなに長寿化してきたのですから、自分たちが認知症を逃れるというのはまずないのかなあと思います。

なってから勉強するのでは遅いだろうから、心構えとして知っておくことは重要だろうし、なにより認知症の方との接し方を改めて考え直すべきですね

判断能力が鈍っているはずとなにもかも決めつけず、何がしたいのか何をして欲しくないのか、きちんと相手をひとりの人間として向き合い、意志を尊重しなければならないと深く反省いたしました。。

子供もお年寄りもひとりの人間である。

そういう気持ちが大事ですよね。

以上、みかんでした。

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