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映画感想文〜『ミスト』

『後味が悪い映画』というと、この映画の名前を挙げる人が多いと思います。
ラストの衝撃が強すぎて、忘れられない映画のひとつです。

「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」でスティーブン・キングの世界を見事に映画化したフランク・ダラボン監督が、映像化不可能と言われていたキングの傑作中篇「霧」に挑んだ意欲作。激しい嵐が過ぎ去った町に不気味な深い霧が立ち込め、住民たちは身動きが取れなくなってしまう。やがて霧の中に潜んだ正体不明の生物が彼らを襲いはじめ……。原作とは異なる衝撃のラストが全米公開時に大きな話題を呼んだ。

映画,comより

スーパーマーケットに出かけた親子が突然得体の知れない怪物に遭遇します。霧がたちこめる店外では怪物が人を襲い、中では人同士が争い始めます。
怪物からは逃げられない、と考えた主人公は…。

ラストまでの経過もドキドキ、人間模様もいろいろあってハラハラなのですが、とにかくラストの後味の悪さ。
タイミングが悪すぎる、とか、その選択をしていなければ、とか、いろいろ思うのですが。

結果論なんですよね。

その時点で主人公たちが『最善の方法』として選んだものが結果的にはそうではなかった、というのは仕方がないことで、
そういうことは日々たくさんありますし、逆に思ってた以上にラッキーな結果になることもあります。
ただ、この映画の結果は悲劇過ぎました。
結果の現実もそうですが、結果を目の当たりにしてしまい、これから大きな後悔を抱えて生きていかなければならないことが、主人公にとっての悲劇なのではないでしょうか。

映画では非日常的すぎた中での選択でしたが、日常でもいろんな場面での選択が必要です。
その時にいろんな結果を考えながら、どんな結果でも受け入れる覚悟を持って選択して、できるだけ『後悔をしない』ようにしていくことがストレス回避にも大切なことだと思います。










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