マガジンのカバー画像

読書記録

9
私が読んだ本を記録しています。 読みやすい本が好みです
運営しているクリエイター

記事一覧

反応しない練習|読書感想 #9

今回は草薙 龍瞬さんの 「反応しない練習」で感じたことnote 読んだ感想この本は帯の 「ブッダは実は、超クール亅。 に惹かれすぎて買いました。 別にブッダと友達ではないんだけど、 「え、あいつってそういうとこあるの!」って 読者に言わせて興味持たせる広告コピー。 好きすぎる。 最後に「 。」が入ってるのも、 言い切りの形になっていて、静けさがあり フォントも相まって、クールをすごく際立たせてる。 素敵。 と、コピーの話はこの辺で。 私はよくもやもやと悩み

ゼロ秒思考|読書感想 #8

今回は赤羽 雄二さんの 「ゼロ秒思考」で感じたことnote 読んだ感想私の頭の中は悩み事で いつもぐるぐるしています。 最近は社会人2年目になって 1年間経験を積んだ分、 色んなことが見えるように なってきてしまいました。 でも、私の経験値や立場では どうしようも解決できないことも多く、 という精神的に良くない3点セットを 繰り返していました。 そんなときにこの本の考え方に出会ったのですが、 実際にやってみると 「あれ、考えることいっぱいで わーってなってたけど

コトバミマンの泡|読書感想 #7

今回は古賀史健さんの 「さみしい夜にはペンを持て」で感じたことnote 読んだ感想言葉にはならないもやもやした思いのことを、 この本では「コトバミマンの泡」と表しています。 なんて素敵な表現() 私は、そんな「コトバミマンの泡」で いつも心がいっぱいになって、 自分の本心が見えなくなってしまうことがよくあります。 「明日仕事怖いな…」 「ちゃんと向き合わないと…」 「あの人と話さないといけない…」 そんなもやもやした「コトバミマンの泡」で 心がいっぱいいっぱいになっ

嫌われる勇気|読書感想 #6

あまりネタバレしないように 『嫌われる勇気』の感想を書きます。 読んだ感想青年と哲人の対話を通じて、 アドラー心理学の考え方をまとめた本。 他者の一挙一動に心が振り回されがちだった 私の思考の幅を広げてくれた一冊です。 私は責任感が強くて、よく人の課題も引き受けては 自分のキャパがいっぱいになって 苦しむみたいなことが多いです 上記の記事でも触れているのですが、 そんなときに大切にしているのは 「課題の分離」です。 これは私の課題なのか、 相手の課題なのか。 切り

世界でいちばん透きとおった物語|読書感想 #5

あまりネタバレしないように 杉井光さんの『世界でいちばん透きとおった物語』の感想を書きます。 読んだ感想愛人の子供として生まれた少年が 作家である父の遺作探しを通して父を知り、 「世界でいちばん透きとおった物語」の本当の意味を知るというストーリー。 この「世界でいちばん透きとおった物語」というタイトルと、 「電子書籍化絶対不可能!?」っていう帯を見たとき 最後のページがトレーシングペーパーで作成されている とかかなーと思っていたのですが、 そんなページは見つからず、

ケーキ食べてジム行って映画観れば元気になれるって思ってた|読書感想 #4

あまりネタバレしないように 『ケーキ食べてジム行って映画観れば元気になれるって思ってた』 の感想を書きます。 読んだ感想ストレスってそもそも何だろうってところから、 よくあるストレス解消法の誤解例をもとに 正しい解消法を教えてくれる本。 私は面倒なことに記憶力がよくて、 過去にあった嫌な記憶をずっと覚えてます。 でもこれは人間が進化する過程で、 身の危険を守るためにネガティブな記憶を長く残るようにした 脳の機能によるものみたいです。 これを心理学用語で、 「ネガティ

人は、なぜさみしさに苦しむのか?|読書感想 #3

あまりネタバレしないように 中野信子さんの『人は、なぜさみしさに苦しむのか?』 の感想を書きます。 読んだ感想「さみしい」という感情をなぜ感じるのか 脳科学的に説明してくれる本です。 人間の祖先から辿り論理的に説明してくださるので 頑固な私も「なるほどなあ」と理解できると同時に、 どの世代にも訪れる 「さみしい」っていう感情はおかしくないんだ。 と、安心させてくれる一冊です。 ↓の記事でも似たようなことに触れているのですが 私は昔から、親や先生などから 「友達できた

変な家2|読書感想 #2

あまりネタバレしないように 雨穴さんの『変な家2』の感想を書きます 読んだ感想間取り図にある「奇妙な違和感」を鍵に なぜその空間が作られたのか紐解いていくストーリー。 フィクションって書いてあるけど妙に現実味がある所や、 短編1話ずつの奇妙な違和感が 最後に全部つながっていくのが快感すぎる。 久しぶりにドはまりして2-3時間くらいで読破しました。 めちゃめちゃオススメの本です 私は心霊番組とか見るのが苦手なのですが、 雨穴さんのは最後まで夢中で読めました。 幽霊が怖い

傲慢と善良|読書感想 #1

あまりネタバレしないように 辻村深月さんの『傲慢と善良』の感想を書きます。 読んだ感想私は学校や職場など、1人でお昼ご飯を食べることが苦手です。 それは、周りに「1人で食べていてかわいそう」って 思われるんじゃないかって周りの目を気にしているから。 その思考の癖がどこからはじまったのか、 もやもや考えていると、 幼少期から現在も、親から事あるごとに聞かれる 「友達できた?」って言葉から来ているなあと思います。 この言葉から、1人=孤独。よくないことなんだって、 考えが