またいつか会おう、エス

『ALTER EGO』を空き時間を使って進めていたら、今日最終局面を迎えた。後は明日バッドエンドを観るのみである。
ネタバレは見ないつもりだったが、何章まであるかだけでもチラ見しようとしたら、もう最終分岐が決定していると判明してしまった。まあバッドエンドは通る道のようなのでそこまでショックではない。
エスに寄り添う選択が出来なかったから?でも、と思う。エスが…いや、人が喜びそうな言葉をかけるのなんてそんなに難しいことではない。端的に言えば、「好きだ」の一言は拒絶されそうな人以外には簡単に言えるのだ。けれどそれって相手に真摯とは言えないよね?逆に私の信念を押し通すことは相手を容易に傷付けることで、「あなたはスッキリしたけどあの子はどうだろう」となる。ここで、エスと壁男のように、相手への奉仕と誠実性のせめぎあいが起こる。
だから私は他のエンドを回収なんて当分出来ない。ゲームくらい思う通りの選択をしてもよいではないか。鏡の自己診断はなかなか楽しかったから、結果を忘れる一年後ぐらいにまたやってもいいかも。
まとめると、自分の中のエスの声はちゃんと聞くようにしなきゃねってこと。

もし壁男が主人公サイドの物語を作るとしたらどうなるだろう。可愛くするなら、(暴走時にはメドゥーサにより石にされることもふまえて)ミネルヴァ、正義の女神(天秤持った女神)あたりか。エスは『山月記』の虎になって欲しいな。

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