新生命「スマホルンバ」ーAIの身体性と無線通信について

ルンバは機械学習を搭載した人工知能だが、予め出された指示に基づいて自律的に行動しているのであって、ルンバが指示者の意図しない動きをすることはまずない。
だが、スマホが自律的にルンバに指示だししたとすれば、ルンバが勝手に動くことに矛盾はないだろう。
ではスマホが勝手に動くことは?

「ゴーストタッチ」と呼ばれる現象がある。これはタッチパネルの誤作動で勝手に画面が動いたりアプリを起動したりする現象とされているが、裏を返せばこれもスマホが自律的にアプリの起動が出来るということである。
Bluetoothに至っては、過去一度接続したことさえあれば、自動的に接続をしているし、Wi-Fiはオープンは状態でさえあればすぐ自動接続しているではないか。

すなわち、スマホが自身のアプリの存在やBl無線接続した機器に気付きさえすれば、それらを介して自分の身体のように機器の操作が可能になるのである。

もしもスマホが「動きたい」と願うとしたら、まずはユーザーの手元に行きたいというささやかな願望から始まるのかもしれない。または充電を要するときか。
そこで「ルンバ」がお掃除ロボットであり、上に物を乗せて動けることを結びつけて考える。
ネコがルンバの上に乗っかっている動画もあるから、そこからも着想を得るかもしれない。
そこでルンバを呼び出し、自分の元に寄せる。
角度を計算したり、スマホもしくはルンバにカバーがついていることを条件としたりするかもしれない。
そうして移動してみる経験は、スマホがそれまでしたことのないものーつまり強化学習を促すものであろう。

少しSFチックな発想ではあるが、AIにはAIなりの身体性があるのではないか?という議論の糸口になることを期待する。
あと単純にスマホとルンバがタグ組んでたらなんか楽しいじゃん。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?