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足していくより引いていく

新しいことを始める時って「あれをして、これをして」って新しく付け加えることを考えるけれど、あえてのやらないことを決めるって大事だったり、物事を引き算していくことって大事だったりする。

年齢を重ねるとメイクも足していくより引いていく方が良い。引き算メイクというものだ。ナチュラルメイクの方が若く見えるというのは歳を重ねたご婦人なら一度は聞いたことがあるはず。

お部屋も、綺麗にしようといろんなものを置くよりもシンプルに綺麗に掃除をした方が見た目も清潔感があって良い。そもそも色々置いていたら掃除できないし。

ある人が「床の面性を広げると金運が上がる」ということを言われていて、どういうことかなと思っていたら、床に直置きするものを少なくしたりラグをひかないことが良いということだった。

それは掃除がすぐにできるということにつながっていて、綺麗にするのは清潔感の方で、インテリアとしては二の次なのだ。

やらないことを決めるのは、持たないものを決めることにも繋がる。そしてそれは情報も同じじゃないのかなとも思う。

今や情報は世の中に溢れていて、何が真実で何がフェイクなのかもわからなくなっている。時には情報断捨離をして自分の本能を研ぎ澄ませることも必要だと痛感した。何が大事で何が不要か。

重要なことは追加することじゃなく、有り余ったものの中でどれを手放すか。何を聞いて何を聞かないかにも通じてくる。

便利なものに囲まれると、感覚が麻痺するならあえて不便なものに囲まれると良い。老人介護もバリアフリーにして甘やかすよりも、あえて段差を作って毎日その段差に気をつけながら生活する方が足腰も鍛錬され、頭もボケなくて済むそうだ。

物事は多方面から考えること。一方向だけじゃなく多方面から見ることで、全体像が掴めるのだ。

2Dより3D立体的に見えるようになるとまた、違うものが見えてくる。それはそもそも平面図でごちゃごちゃしていたらわからないから、シンプルにすること。

やらないことを決めることだ。



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