マガジンのカバー画像

緑色

12
運営しているクリエイター

記事一覧

unknown

unknown

どこにいんだよ

体系的な情報が首を絞める

盲目的な僕が君を探してるんだ

どこにいんだよ

鼓動が生きている証明になると知った

あの夜からずっと探し続けてんだ

どこにいんだよ

放り投げられたハンドボールとチョコレートの包み紙

残酷に描き出される死んでいく命と同じなんだ

どこにいんだよ

深夜コンビニフラペチーノと同じくらいの寂しさを抱き寄せる

耐えてんのに一本足なんだよ

どこにい

もっとみる
夢追いし者

夢追いし者

夢を追いかけるのを諦めちゃいけない。

自分で決めた道ならなおさら。

譲れないものがあるならば、

守りたいものがあるならば、

誰よりも泣いて誰よりも強くなる、

そんな人になりなさい。

泣けば脆くなる、当たり前のこと。

でも弱さに気付けるのはすごいこと。

証明しなさい。

夢は必ず叶うものだって。

鳥は北へ、何思う

鳥は北へ、何思う

掃除してたら3年前に書いたこんな文章が見つかりました。
ちょうどいい分量なので、どうぞ。

空が林檎から、海に染まる時間帯。
鳥が北へ飛んでいく。
あいつらは、恋をしたことがあるんだろうか。
恋をした時、うまく飛べるんだろうか。
例えば、隣になったときに胸がときめいたり、
例えば、傷ついたときに好きな鳥が待っててくれたり。
そう思うと、ああやって飛んでいる鳥を、
ただ風景の一部にするのはもったいな

もっとみる
あなたも、わたしも

あなたも、わたしも

わけもなく涙は出るし、全く自分のことなんてわからない。

辛いし、苦しいし、孤独感にさいなまれる夜は続くけれど、

それでもあなただって同じ気持ちを抱えて頑張っているって知ってる。

そのことが、そっと、私の背中を押すんだよ。

だから私は、あともう少し、笑顔で頑張ってみようと思う。

胸を張ってあなたのもとに帰れるように。

「ただいま」って、また言えるように。

変わらないもの、信じたいもの

変わらないもの、信じたいもの

信じているものが永遠になると思っていた。
変わらないものもこの世にはあると思っていた。

だけど違った。

この地球は刻々と微熱を帯び、
青春という名の学生時代は過ぎ、
僕の身体の中の酸素さえも新しくなる。
かつての友人は恨みあうライバルとなり、
嫌っていた先生は心から尊敬する恩師となり、
あんなにも愛していた人は僕をおいて消えた。
信じられるものはどこにもない。
すべて変わっていくのだから。

もっとみる
決意

決意

弱い自分が、どうしても許せなかった。

強くあろうと、何度ももがいて努力した。

なのに身体はどうしてもついてこない。

それくらいで疲れる自分を信じたくない。

だから私は、自分が嫌いだ。

でもそんな自分を受け入れて、

嫌いな自分を捨て去ろうと決意したのは、

大切な人を失いたくない時だった。

失う覚悟

失う覚悟

あんた、力がほしいのか?その覚悟はあるのか?
……そうか。なら約束しな。
あんたにとって大事なものを捨ててでも、前に進むと。
故郷、親、友達、恋人、風景……。
そんなあんたの大切なものを傷つけてでも
力がほしいなら、協力してやるよ。
何かを欲するなら、何かを手放さなきゃならない。
失う覚悟があるのなら、あたしの手を貸してやる。

軍師の祈り

軍師の祈り

軍師として進言させてもらいます。
今こそ、城を攻め落とすべきです。
……大切な者を亡くした傷は、まだ癒えないでしょう。
しかし、そのような私情に惑わされれば、もっと多くの命がなくなることとなります。
あの5年前の戦いで、わたくしがそうであったように……。
何度も後悔しました。
いっそ戦争に足を踏み入れなければ、一番大事なものを失わずに済んだのではないか、とも思いました。
もう二度と、あのような思い

もっとみる
桜の木と私の髪

桜の木と私の髪

桜の木が、切られていた。
理由は知らない。ただ、私は軽い焦燥を覚えた。

私が高校を入学したての頃、友人ができて、話せるようになったぐらいのとき。
まだ心のうちが読めなくて、ひどく疲れていた。
そんなとき、バス停を降りて目の前に飛び込んできた満開の桜。
あの桜の木だ。
私は、なんだか、応援されているような、それでいてやさしさに包まれているような気がした。

それから夏が来て、秋を過ぎ、冬になった。

もっとみる
子曰はく

子曰はく

世界はね、広がっちゃうんですよ。
sin(サイン),cos(コサイン),tan(タンチェント)を知れば加法定理が解けるように、
この世のすべてが118個の元素から成り立つことを知れば、私たちはただの元素の塊でしかないことを理解してしまう。
勉強をするということは、何かを知るということ。
何かを知るということは、世界が広いことを認識するということ。
そのような世界の中で、この私は何十億分の一でしかな

もっとみる
反逆騎士の生きる道

反逆騎士の生きる道

わたくしは、この国で生まれ、育ちました。
この国に忠誠を誓う騎士となり、誠心誠意を尽くしてきました。
このバッジは、その証…。この輝きが、わたくしを支えてきたようなものです。
しかし、わたくしは国に仕えてきたのです。
このような市民を苦しめる者に仕えていたのではない!
……反逆者と言われようと、どのような恥辱を受けようと構わない。
これ以上私を慕ってくれる彼らを裏切ることはできない。
(バッジを外

もっとみる
この身果てるまでこの道を

この身果てるまでこの道を

この身果てるまで歌い続けたい。
それが私の挑む道。
この身果てるまで踊り続けたい。
それが私の歩く道。
この身果てるまで弾き続けたい。
それが私の輝く道。
この身果てるまであなたを想いたい。
それが私の生きる道。