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接客業における人件費削減を妨げる消費者たち

日本における、接客小売業が利益をあげるための1つの手段として
「人件費削減」という、働く人の時間数を削るというものがあります。

簡単に言うとやるべきこと、やるべき時間を、人に当てはめて作業をこなしていくき、無駄な人や時間を作らないという方法です
その分、会社は従業員へ支払う賃金がなくなりますから。

私はドラッグストア勤務ですが業界全体はそういう流れです。
よって資格者が1人の時間の多発(休憩=待機時間)といった問題
従業員3人にレジ3台で売場に誰も居ない(万引きされ放題
急な体調不良にも休めない帰れない

という問題は尽きません。

しかし文句は言いながらも、こなせてないわけではありません
もう1人でも、もう、あと、月何十時間でもいただければ、よりよい店が作れるのにな。というくらいでしょうか。


前置きが長くなりましたが、無人コンビニといったものが日本にも誕生しています。
モニターを通したオペレーターがリモートで対応するのみで
売場はもちろんレジにも誰にもいません。

これはコンビニに限らず、スーパー、ドラッグストア、ホームセンターにもできるものだと思います。
ドラストの場合は薬を置く以上、薬機法に沿い資格者の在籍が必須にはなりますが、1人居れば店自体をオープンはできます。(休憩問題などはありますが、薬機法が改正にもなればリモート配置も可能なはずです)

それができない、踏み込めない1番の理由は現在、世界的にみても超高齢化社会と化した今の日本に適してないからです。

店舗の無人化が適さない理由と、どうすれば無人化可能か考えてみました

【商品接客について】

ドラスト勤務の私が、店頭で接客する際
商品について聞かれることは、正直80~90%前後が、商品パッケージに記載されてることを聞かれてるだけです。。。
なので書かれることを一緒に見せながら伝えるだけ。が無茶苦茶に多いです。。。
中には匂いが違うだけ、味が違うだけ、なんて普通にありえます。
まあお薬の場合は難しいかもしれませんが、店頭で立ち会う必要性はないと思われます。
本社に1人資格者がリモート対応できれば、画面を通して接客が可能です。

また飲み合わせ等は薬剤師の存在が必要になるかと思います
その場合はリモート対応できる薬剤師を1人本社に配置しておけばいいです。店頭のモニターと常につながる状態にしておけば対応ができます。
また顔が見えなくてもコールセンターにて電話対応も可能と思います。

私も聞かれてわからないときには2つの手段を使います(たいてい1つ目)
1つ目はインターネットで調べます。
持ち歩いてる自分のスマホで調べて、回答を言うだけです
つまり私が調べれるなら、お客様がスマホで調べても出てくる回答は同じです。
2つ目はメーカーに聞きます。
これについてはフリーダイヤルの営業時間が平日の朝~夕方なため、それ以外は結局一生懸命ネットで調べざるおえなくなります。
これについてもお客様自身がフリーダイヤルにかければ済みます。

つまり商品についての接客において店舗スタッフが本当に必要な場面は、ほぼ、ないでしょう。
スマホで調べることのできないお年寄りが浮上しますがそういうことです。

また売場の場所については各売場上にコーナーボードが吊り下がっています
①風邪薬・胃腸薬 ⑩乾電池・文房具
みたいなやつです。
どうせそれ見ずに声をかけてきて〇〇〇〇どこ?って聞かれるのですが
本当にスタッフの居ない店ではお客様はそれを活用せざるおえなくなるでしょう。
まあスタッフ売場に居なくてもレジに来て聞いてくるので、、、探す気がないんでしょう。。。

またマニアックな商品や、どうしても探しきれない商品については
本社がコストをかけ検索機でも投資すれば解決します
大手本屋とかにありますね、書籍名や著書名で検索すると〇番コーナー通路や在庫をリアルタイムで出してくれるあれです。
「オブラート」「おくすりのめたね」「洗濯槽クリーナー」とかかな、わかりずらいラインナップとして

結局はその端末を操作できないお年寄りが浮上しますがそういうことです。

【値札管理について】

簡単です。電子POPをコスト投資で採用するだけです
本社が売価配信を行い、電子POPで表示を変えるだけでSALEができます広告ができます期間特売ができます。
これは現在でもやっていい、十分やる価値がある投資だと僕は思ってます
実際うちの企業ではまだですが
広告POPの設置・撤去は週1で毎週です。
広い店内で一斉に行われる期間奉仕は月1です。

POP撤去後に「え、値段上がったんならいらないんだけど」と言われたり(撤去した瞬間値段変わるわけない)
1度お客様相談室に行ったクレームは「〇日まで安くなってた某スナック菓子が夕方にはもう値段あがってた欲しかったのに」とお怒りのお電話だったそうです。そういった意見もなくなります

ただし増える意見としては「見えない」「読めない」「わかりずらい」「文字が小さい」
といったご意見でしょう。。。お年寄りばかりがあげる意見でしょう。。。
また停電時やシステムエラー時は電子決済同様にデメリットを背負うことになりますていうかそうなれば一時的に店閉めましょう。。。

【レジ応対について】

レジはセルフレジは当たり前の大前提として
現金を対応にするか、不可にするかで変わります。

完全にキャッシュレスレジにするなら簡単です。
ユニクロの自動測定や、ハイテクAIのカメラ機能搭載によるものまでいかなくても
お客様は勝手にバーコードを読み取ってやるだけです。
防犯カメラ管理さえ本格的に力を入れれば店内及びレジ通過時の万引きも防ぐことは可能なはずです
スーパーの後ろでよく警備員やパートのおばちゃんが立ってますが…笑(あの人たちはセルフレジの操作フォロー兼万引き対策です)

よくスーパーでレジが混雑したときに、セルフレジの後ろのパートにレジ入れやみたいなご意見を見かけますが、あれは論外ですよ。
人件費削られたうえで全員があの存在してるレジに入るとどれだけスーパー側のオペレーションが壊れるか想像したことないんでしょうね。

現金対応にするなら、どうしても札詰まりや、過剰金の回収、及び不足金の補充が必要です。
札詰まりはどう考えてもヨレヨレや折れ曲がった札を入れるから起こります。
また釣銭機エラーで考えられるのは不純物が混ざる(ダイソーシールがいい例でよく言われますが)
考えられませんがおもちゃや外国コインの投入だって本当に起こりえるでしょう
そのくらい今の日本人ってわけわからないです。

これの解決にはどうしても店頭に1人は解決するためのスタッフが必要でしょう。
となればやはりキャッシュレス専用にすることでしょうか…
レジシステム会社を派遣する方法はありますがその到着までレジが1台使えない&その該当のお客様を待たせることになるため、店舗無人化をするならキャッシュレス1択となるでしょう
現金しか使えないお年寄りが浮上しますがそういうことです。

お年寄りはバーコード決済のさえもいつも違うことになると店舗スタッフに聞いてくることありますし、このアプリを開けばこれが出てきてこれをかざすだけ。っていう覚え方をしてます。
なのでそのいつもの工程で1つでも違えばパニックで対応できません。
そう考えればバーコード決済よりもカード型電子マネーの方が簡単に対応できるでしょう。

【交換返品、商品管理。その他の対応】

交換返品については、一切行いません、の大前提は必要でしょう
今の仕事でも交換返品を申し出てくる内容の9割はお客様都合です
「買い間違えた、家にあった、やっぱりいらない」等々ばかり。
残りの1割が店による管理不足及び、メーカーによる初期不良等です。

破られていた、割れていた、電池を正しく入れても動かない、期限が切れている、設置したPOPと商品価格が違った。等々でしょうか。

確かに商品管理については、メーカー都合はメーカーに問い合わせていただければ。
極端に今の日本人(特にお年寄り)は自らメーカーに問い合わせることを嫌がりますけど。
販売した店に落ち度からある!といったお考え。
ただし店頭の管理についてはかなり無人にするには難しいです。
また店頭商品の補充についても同様です。

期限管理はいつどのように、誰が行うのか。
入荷時に期限を登録し、開店前や閉店後にチェックするシステムくらいはできそうです。
補充管理についても同様に
売れた個数をAIが提示し、その分だけをまた開店前や閉店後に補充するくらいはできそうです。
買い上げ点数が少ないコンビニならではなのかもしれません、上記管理が可能な理由

ドラスト、ホムセン、スーパーとなると買い上げ点数はかなり多くなり
まとめ買い等発生時の補充フォローができなくなります
また1日なにもせずにおいておけば、夕方ごろのピークタイムに店頭に商品がないものが多すぎ客はいずれ来なくなるでしょう。


【僕なりの結論】

コンビニクラスなら無人販売店舗も可能かもしれないですが
現実問題、スーパーやドラスト、ホムセンで無人はかなり非現実的

ただし、上記におけるレジ、価格管理、接客の3つの不要をすべてお客様が自ら行えるとすれば
かなりの人件費削減は行える

よって、本社は人件費削減と簡単に言わず、今の日本においてどれだけ不要な作業をお客様から負担くらってるかを知れ。

そして従業員がすべてをお客様にお任せする店にはお年寄りは来ません。
してもらって当然だと思ってるため「不親切」となって終わりです。


以上」思い付きで書きました。