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ライター仕事についてのいろいろ。

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記事一覧

オンラインインタビューを30回やってみて分かったこと。皆さんに共有しました。

オンラインインタビューを30回やってみて分かったこと。皆さんに共有しました。

 今日は主に記事ベースのメディアに関わる皆さんに向けて、このコロナ期を乗り越えるためのヒントに少しでもなればという思いで、投稿します。

 まず、ご報告として、去る4月29日(水・祝)の午後、
「オンライン取材&撮影ノウハウ共有会」というオンラインセミナーを開催させていただきました。

 私は呼びかけ人として、カメラマンの竹井俊晴さん(特にビジネス系人物取材で引っ張りだこ。noteでも使用している

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オンラインのほうが「顔が見える関係」になっている?

都知事の外出自粛要請から2日。コロナは世界各地で猛威を奮っていて、ここ東京の日常もピリピリとしています。

そんな中。
ちょっと興味深い“逆転現象”が起きていることに気づきました。

これまで取材や打ち合わせは、「お互いの顔を見てコミュニケーションしてこそ」と言われ、対面が基本形でした。
礼儀・マナーという意味でも、「より正確に情報が取れる」という意味でも、対面=オフラインが奨励されてきました。

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文章の参考にしている本。

文章の参考にしている本。

「文章を磨くために、何か参考にしている本はありますか?」

これも、よく聞かれることなので、ここに記しておこうと思う。

と思ったのだけれど、この質問の答えとして「この本です」とすぐ差し出せるものは、正直ない。

私は人物のノンフィクションやインタビュー、働き方に関する企業の取り組みについて書くことが多く、
このジャンルの本は、目を通す機会が多い。自然と、インタビュイーの著書もよく読む。

ただ、

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取材中のメモ、私は手書きが絶対。その理由。

取材中のメモ、私は手書きが絶対。その理由。

「いつ書いてるの?」と聞かれるのと同じくらいよく聞かれる質問がこれ。

「取材中にどうやってメモとっているの?」

それ聞きますか? 長くなってもいいですか?
どうやってメモを取るか。
これは、ライターを生業にする者にとって大問題だ。

独立して10年、会社員としての編集記者生活を合わせると約20年。
それはそれはいろんな方法を試してきました。

大前提として、私は取材中のメモ取りは100%「手書

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「いつ書いてるの?」とよく聞かれるので、ここに回答。

最近、お会いする人たちから頻繁に聞かれるのです。
「みやもとさん、いったい、いつ書いてるの…?」と。
「ちゃんと寝てるの?」と真面目に心配してくださる方もいて、「寝てます。毎日6時間は寝ないと動けないんです」と正直に答えると、ますます不思議そうな顔をされる。

おそらく、このように聞かれる理由は、
私が関わった企画ほぼすべての記事についてSNSで報告をしているから(これにはいくつかの理由があるのだ

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ブックライティングの仕事を、「レストラン経営」に置き換えて伝えてみる。

ブックライティングの仕事を、「レストラン経営」に置き換えて伝えてみる。

ブックライティングという仕事が好きだ。
これまで自分の名前での本も数冊出させていただき、筆者となる作品づくりには格別のやりがいを感じている。
でも、他の誰かの本づくりに伴走する仕事にも、また違ったやりがいがあり、自分の本と同じくらいの魅力を感じている。

あらためて、「ブックライティング」という仕事について簡単な説明を。
世の中には、本を出したい(あるいは、本を出す価値のあるものを持っていると編集

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