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ツルハシがあれば、なんでもできる〜SISU 不死身の男

フィンランドで有名なモノといえば、オーロラ、サンタクロース、サウナ、ムーミン、シモ・ヘイヘ←
これまでならこのように答えていました。ですが今は、自信を持ってこう答えます。

「SISU不死身の男」であると。

あらすじ
1944年のフィンランド北部、お爺さんは一人、川で砂金を見つけ、絶叫しました。その後、金塊を掘り当てたお爺さんは街へ向かう途中に、ナチスドイツにいちゃもんつけられ、せっかく掘り当てられた金塊を取られそうになりました。だから、奴らを皆殺しにしました。

ジョン・ウィックやイコライザーと同じ、いわゆる、舐めていた奴がヤバい奴だった系の映画です。

この映画でグッときた点がいくつもあります。


※以下、ネタバレあり

1 主人公のセリフがほぼなし
とにかく無口というか、意地でもしゃべりません。
ここまで喋らない主人公はネバーダイ決意の弾丸のヴァン・ダム以来だと思います。その分、最後のセリフがものすごく重く感じました。

2 楽な死に方をしないナチス
今回美しい大地フィンランドで、死体の山を作ることになるナチスドイツの一個小隊。ナイフやツルハシでアアタムお爺さんによって処理され、人によっては、地雷や空爆用の爆弾、戦車で轢かれるなど、人の形を残さないぐらいオーバーキルされ、誰もが楽に死ぬことはありません。

3 とにかく死なないお爺さん
かつて、300人のソ連兵を単身で殺害したヤバい経歴のお爺さん。そのため、殺人のスキルは高いのですが、達筆すべきポイントはまあ、死なないところです。
・騎乗している馬が地雷で爆散しても、擦り傷程度
・地雷原でナチス達から弾幕はられても、砂金を取るための皿で防ぎ切る、キャプテン・アメリカムーブ。
・北欧の川の中で長時間潜水。
・機銃掃射を逃げ切る。
・1メートルぐらいの距離でダイナマイトが爆発しても生きてる。
・一晩首吊られる。
・飛行機墜落しても、ぬかるみに落ちたから、死なない。

捕虜になっている女性も、あの人は不死身ではない、死のうとしないだけと言及してました。
気合いでどうにかなるんだ…

4 ツルハシがあればなんでもできる。
後半覚醒した後はツルハシ無双となってました。
金塊を掘る以外に、人の頭蓋、トラック、戦車、飛行機…お爺さんにかかれば、なろう系に出てくるチート武器でした。

さすがに、ツルハシで飛行機にぶら下がったトム・クルーズムーブ時は、笑いました😆

5 犬
戦闘力はありませんが、飼い主のお爺さんに似て、最後まで死にません。なんなら、お爺さんよりタフガイです笑

フィンランドが気合を入れて作ったこの映画、ナチスがオーバーキルされまくるので、暴力や流血描写が苦手な人はダメかもしれませんが、私のようにボンクラな映画が好きな人にとっては、ハマること間違いないです。

ぜひ観てください。


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