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「ゴジラ-1.0」観てきました。

私はゴジラを含め、幼少期に怪獣映画や特撮のテレビをあまり見ていなかったです。仮面ライダーはクウガと龍騎をうっすら覚えている。戦隊シリーズはギンガマンで照英、ガオレンジャーで玉山鉄二が出てたな程度。ウルトラマンも杉浦太陽が出てたな程度。ゴジラに至っては、2014年のハリウッド版ゴジラが初めてのゴジラでした。
※その後の、モンスターヴァースとシンゴジラは観ています。

そんな、怪獣映画、ゴジラの何たるかを知らない、トーシローの私が、事前の情報は最低限のみ(時代設定及び神木隆之介(以下、神木君)と浜辺美波の朝ドラコンビが出ること)でゴジラ-1.0を観てきました。

まさに、地獄の3丁目の夕日でした。
・銀座をこれでもかと破壊するゴジラ。
・ごりごりに精神を-100ぐらいまで削られた結果、ランボーにしか見えなくなった神木君。
・マクレーンよりダイハードな浜辺美波。
・作戦説明中の顔がやばい吉岡秀隆。
・声がでかい、漢気を濃縮還元した佐々木蔵之介。
・人間ができすぎている青木崇高と安藤サクラ。

個人的にハマったポイントは3つあります。

1 .音響及びVFX
大画面でのゴジラの暴れっぷり、熱線は凄かったです。絶望がビシバシ伝わってきました。また作戦開始とともにかかる曲でテンション上がりました。

2.登場する兵器の数々
戦闘機、軍艦、戦車、機銃など
当時の帝国海軍の兵器がこれでもかと出てきて、ミリタリー好きにはたまらないと思います。

3.ゴリゴリ精神を削られる神木くん
これまでスマートな役が多かったイメージの神木君が今回は無精髭生やしたり、小汚くなります。
零戦乗りの神木君がとある島に不時着。とある事件がおこり、自分のせいで味方が死んだことで心に傷を負います。戦争で全てを失うが、戦後には新たに家族ができます。そしてゴジラにより奪われる。
ただでさえトラウマによるPTSDで病んでるのにゴジラがゴリゴリ神木君の精神を削っていきます。
鑑賞する前はエヴァの碇シンジ君みたいな、弱いイメージでしたが、途中から神木君がランボーにしか見えなくなりました。

「毎晩、悪夢を見る」「おれの戦争はまだ終わってないんだ‼︎」と告白するシーンはまさにランボー。

話し相手が大佐か浜辺美波かの違い


・機銃を撃つシーンは怒りアフガンや最後の戦場のランボーでした。
・大切なものを失った中盤以降は、コーバオやガブリエラを失った後のランボーの目と同じ怒りでガンギマリしてました。

薄い朝ドラみたいなドラマパートは不要とか言われることが多いですが、情緒不安定からのガンギマリ神木君を観れただけでも私は良かったです。

・物理の法則を無視したVFX。
・熱線出す際のひれが動く意味わからん。
・チ◯コみたいな深海魚。
・わだつみ作戦意味わからん。
・それでゴジラ浮く?

などなど私も確かに思いましたが、
戦争反対。政府は無能だから民間の俺らがやるしかない。生き残った者たちの使命。などの思想も入れつつ、ゴジラの暴れっぷりで絶望を与え、神木君の贖罪と再生も描けたので盛り込めるものは全て入ってるかなと思いました。

とにかく神木君の新たな一面が見れたので、私はこの映画好きです‼︎

追記
最近は仕事で精神的にやられることが多いですが、佐々木蔵之介の「誰かが貧乏くじ引かなきゃいけないんだよ!!!」の言葉で自らを鼓舞していきます。

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