「境界の向こう」のKindle版ができました!


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第二詩集「境界の向こう」のKindle版をつくりました!
朝5時に起きて出勤までに25分程度確保したり、地味にこつこつがんばった…
朝活の成果かな、これは。

端末によっては、ゴシック体で表示されるので、明朝体をダウンロードすれば、デフォルトの明朝体で読むことができます。詩なので余白を広く取っていますが、Kindle上で読みやすいようにカスタマイズして読むことをおすすめします。
ロイヤリティは受け取らない手続きをしています。
試し読みもできますので、ぜひどうぞ🍵
一生懸命書いた、あとがきは以下です。

●あとがき 電子書籍版

 二〇一五年に出版した本詩集では、文理の境界をテーマのひとつとして設定した。詩を書いてゆくうえで、自分の役割とは何か、書きたいものは何かと考えたとき、自然とそこにゆきついたように思う。文理の境界など初めからないのだとわかっていても、科学用語を詩に織り込む詩人は、いまだ少数派であるようだ。
 科学は未来を志向する。ロマンあふれるそのいとなみは、詩情と無縁ではない。科学分野で用いられる、意味の凝縮された言葉には独特のポエジーがある。遠く離れた世界の言葉ではなく、日々を歩いてゆく路肩に、暮らしの隣にある言葉である。
 境界をとり払うことができたのかどうか、私にはわからないけれど、この詩集を読んでくださったあなたが、自分にも詩が書けそう、書いてみようかな、と思ってくださったなら、とてもうれしい。

枚方、淀川のほとりにて

●あとがき 紙書籍版(2015年)

 ここ数年間にわたり、様々なことについて考え、書きつけてきた詩篇達を、この度無事一冊の詩集にまとめることができ、これも多方面のみなさまの支えあってのことと大変うれしく思い、ほっとしています。
 本詩集の表題「境界の向こう」には、国境などをはじめとする様々な境界、また文理の境界を越えてゆくことを目指すという幾つかの意味あいをふくませてあります。自然科学を愛する者として、また浅学ではあるものの、理系出身者として詩を書いてゆくうえで、 文理の架橋は、ライフワークともいうべきテーマのひとつです。
 広大で奥深いこの現実世界に対し、文字という方法をもって、たとえ僅かでも、何かのかたちで貢献することができれば、これ以上の喜びはありません。
 たくさんの境界の向こうに、我々のまだ知らない、新たな地平が拓かれてゆくことを信じて。
 あたたかく素敵な文章を寄せてくださった宮地尚子先生、的確なアドバイスを頂いた亀岡大助氏をはじめとする思潮社のみなさん、わたしが詩を書くことをいつも支援してくれる家族、詩人、友人、職場の皆様に心よりの感謝を捧げます。

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